ID:41506
江草 乗の言いたい放題
by 江草 乗
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■賠償金格差について



 東日本大震災から明日で10年になる。東京電力の経営陣が津波対策をケチったせいで多大な被害を国民全員に与えたわけで、オレは勝俣会長はじめあの時の幹部は全員死ぬまで刑務所にぶち込んでおくべきだったと今でも思っている。自家用車を買う人が任意保険に入るのが当然のように、原発は地震や津波対策をしておくのが当然であり、それを怠ったとしたらその責任はきちんとトップにとらせないといけないのである。城が落ちて降伏する時は領主は腹を切って家臣団や領民を守ったものである。どうして東京電力のトップに腹を切らせなかったのか。それが日本古来の武士道というものじゃないか。

 防潮堤のたかだか200億円ほどをケチったために起きたメルトダウンのせいで東京電力が被災住民に支払った補償金はもうすでに10兆円を超えるという。しかし、その補償は公平にいきわたったものではない。もらいすぎた人もいれば、必要な額に全く足りない人もいるという理不尽なものであり、中にはその補償金で遊んで暮らせるようになった人もいるそうである。確かに困ってる人はいっぱいいるのだ。しかし、震災長者たちの存在もまた事実なのである。

 この賠償対象になるのは福島第一原発から30km圏内の避難指示区域のみであった。その境界線の外側にいれば対象外なのである。境界近くに住む人の場合、お隣さんでもらえる家ともらえない家が発生してしまうのである。多くの人が福島県いわき市に避難してきたが、いわき市は避難指示区域ではない。30q圏内からいわき市に避難してきた人が巨額の賠償金をもらってるのに、もともといわき市に住んでる人は何ももらえないのである。

 賠償金でレクサスを買った人が大勢いるという。復興住宅のまわりには居住者の所有する外車がずらりと並ぶという現象が起きたとか。それは氷山の一角であり大多数の人にはきちんと被災状況に見合った補償がされていたということなのかも知れないし、いやもっと不公平でほとんどの人が不満を感じてるのかも知れない。

 東京電力は賠償金をいかに値切るかしか考えてない。重大な責任がありながら退職金をもらって逃げ出した会長以下の連中と同じく、幹部は保身しか考えてない。法廷では「私たちはそんな大きな津波は予測できませんでした」「賠償はもう十分払いました」という主張を堂々としている。もちろんそんなことはテレビでは報道されることはない。視ていて国民が腹が立つような場面を報道しないのは、いまやNHKを含めてすべてが御用マスコミに成り下がった以上お約束である。国民に真実を知らせたくないという官邸の意向にそのまま従ってるのである。

 これまでに支払われた約10兆円によって多くの賠償金長者が生まれた。それは東京電力の巧妙なやり方かも知れない。馬鹿にゼニをあげるとパチンコや風俗、そして高級車くらいにしか使わない。小名浜の風俗街は賠償金成金によってにぎわったという。

 そうして出現したレクサスに乗った馬鹿の役割は何か。賠償金の打ち切りである。そんな馬鹿を存在させることで「もう賠償しなくていい」と国民に思わせたいのである。つまり、不公平な賠償の背後にはそうしたカラクリが存在したのである。

 東京電力の起こした原発事故は「不作為の罪」である。危険が存在し、それを回避する方法を知りながら実行しなかったというのは、無防備な性行為で性病が蔓延するDQNと本質的に変わらないのである。ちゃんと自分のケツは拭いてくれよ。

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03月10日(水)
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