ID:41506
江草 乗の言いたい放題
by 江草 乗
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■朝日新聞社はもう新聞屋を辞めればいいと思う



 最近の新聞の紙面は全面広告が多い。記事よりも広告の方が多いくらいである。試しに広告の比率が何%くらいだろうかと全紙面に占める広告率を計算してみたが、6割を越えている。紙面に占める広告率の業界基準などは決まっていないのだろうか。宅配が激減していく中で、もはや新聞社の収益源は「広告収入」しかないということなんだろう。しかし、こんなに広告だらけの紙面なのに、購読料をわざわざ払うのは実に馬鹿馬鹿しいのである。我が家はとっくに新聞を取るのをやめているが、職場にあるので読むことには不自由しない。しかし、その職場の新聞も読む記事がどんどん減っていってることに気がつく。中味がないので読むのに掛かる時間も減った。オレの様な忙しい人間でさえそんなふうに思ってるくらいだから、他にすることのない新聞だけが楽しみの老人はもっとそういう不満を感じているだろう。

 新聞のこの「宅配」というシステムも、もうそろそろやめてしまってもいいんじゃないか。こういうシステムに依存している人はこれからもどんどん減っていくだろう。いつのまにか街の牛乳配達がなくなったように、新聞配達ももはや昔の慣習だ。大手の新聞社は新たなビジネスモデルを構築しないといけないのである。ただそこで「広告収入頼り」ということになるとますます電通とかの支配下に組み込まれるわけで、過労死問題を大手新聞社が大きく取り上げないのは「電通様の機嫌を損ねたくない」ということの現れである。粉飾決算の東芝の悪口を書けなかったこととか、福島の原発被害の報道に関する偏向ぶりとか、もはや日本のマスコミはまともに機能していないとオレは感じているが、この広告だらけの新聞紙面からでもそれは明らかである。

 広告屋の支配下にある新聞にどうしてゼニが払えるのか。広告収入にそこまで依存するのならば、フリーペーパーにして購読料無料にして、宅配料として月に500円くらいもらえばいいじゃないか。少なくとも今の若者はもう新聞を新規購読しようとは思わないだろう。いくら日経新聞社がTVでCMを打ったとしても、せいぜい電子版の読者が増えるだけで紙の新聞は購読されないのである。読んでいれば就職に有利だとかいうことをもはや若者は信じていないし、そもそも新聞は政府のただの宣伝機関でしかない。

 オレが大学生の時、一人暮らししているアパートでちゃんと新聞をとっていた。新聞を読むことが社会に対して開かれた窓であり、そうして世間の情報を得ることが大人の大切な習慣だと思っていた。しかし、今は新聞などとらなくてもたとえばスマホでヤフトピを読むとか、ツイッターで話題のニュースを拾うとかいう形でいくらでも世間の最新情報に接することが可能だ。右や左に偏向している新聞ではなく、個人のブログからの方がよほど有益な情報を得られることもある。

 職場にある朝日新聞の紙面の中に、全面広告の紙面は11ページもあった。それ以外にも広告は至る所に入っている。審査がないので詐欺まがいの連中の悪徳業者の広告も掲載されている。某スポーツ新聞などは売春斡旋の3行広告を平気で載せている。これは明らかに売春防止法違反である。メディアがいきなりだめになったのではなく、購読料で経営が成り立たないので仕方なく広告依存を強め、その結果として電通みたいな広告屋の支配下に成り下がっていったということが正確な状況だろう。昔から情けない存在だった大手新聞社が、最近は特にダメになってきたということなのである。

 タイトルに「朝日新聞社は」と入れたが、読売も毎日も産経も、大手新聞社の内情はどこも同じようなものだろう。もはやかつてのビジネスモデルは完全に崩壊し、ヤクザを使った拡張(というか購読の押しつけ)も効果を上げられなくなり、長期購読してくれていた老人たちがどんどん死んでいって子や孫の世代はもはや新聞を読んでくれない。外国人の人口比率が増えればますます新聞購読者は減っていく。その先にはいったいどんな未来が待ち受けるのだろうか。


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11月08日(火)
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