ID:41506
江草 乗の言いたい放題
by 江草 乗
[18851728hit]

■ネトゲやめますか?人間やめますか?
 覚醒剤や麻薬の中毒になった人間は、まっとうな社会人には二度と戻れない。これは覚醒剤の再犯を何度も繰り返す芸能人や元スポーツ選手を見れば誰でもわかる。小向美奈子や岡崎聡子、清水健太郎が更生できるとはオレには思えない。もはやその禁断症状から逃れられず、ほとぼりが冷めればすぐにまた覚醒剤を手に入れてしまうのである。そうなってしまうともうオシマイである。

 中学生や高校生には麻薬や覚醒剤は簡単に入手できない。もしも援助交際などの方法でそういうものを手に入れることができた者がいれば、二度とまっとうな学校生活には戻れないだろうし、仮に戻れるならばそれはものすごい努力が必要なのだ。堕ちることは簡単だが、一度堕ちてしまった者がまっとうな道に戻るのはきわめて困難である。薬物というのはやめられる時には誰もやめないが、やめようと思った時にはもうやめられなくなってるのである。

 確かに麻薬や覚醒剤は簡単には入手できない。しかし、簡単にその世界に踏み込めるのがオンラインゲーム、通称ネトゲだ。その世界に入るハードルはきわめて低い。そして大勢の人がスマホの画面上でゲームに熱中している。つまり、大多数の人にとってネトゲは「ただの娯楽」なのである。

 しかし、そのネトゲに熱中するあまり、寝食を忘れて24時間打ち込む者が出ることもまた事実である。寝食を忘れるくらいだからもちろん学生の本分である勉強なんかとっくに忘れている。今、日本中に多数存在する不登校の生徒の中にはかなりの割合で、この「ネトゲ廃人」が存在するのである。ネトゲは長時間ログインできる者が圧倒的に有利である。それを実現するためにはもはや働くことも学校に行くこともあきらめるしかないのである。そうして立派なネトゲ廃人が完成する。

 ネトゲは麻薬と同じだ。オレはそれを断言する。そして、麻薬もごく少量ならば薬となる。リン酸コデインはごく少量ならば咳止め効果は絶大だ。しかし、大量に服用すると危険である。モルヒネと似た薬効を持つからである。ごくわずかのネトゲは仕事の息抜きとなったりするだろう。しかし、24時間ほぼぶっ通しでネトゲから離れられない環境にいるためには学校になど行ってられないし、そのためには不登校になるしかないし、その後は自宅警備員(ニート)となるしかないのである。

 麻薬や覚醒剤を断つためには強制入院しかない。決して自分の意志ではやめられないからである。簡単に「今日から止めよう」と決心して止められるようなものならば世間にこんなに覚醒剤中毒の連中はいない。京都の安井金比羅宮に行けば、「彼が覚醒剤を止めてくれますように」という絵馬が多数掛かっている。世間には夫や恋人の覚醒剤を止められずに苦しむ無数の犠牲者がいるのである。夫や恋人の覚醒剤を止めるどころか、酒井法子みたいに夫婦でのめり込むような馬鹿も多い。

 覚醒剤中毒は強制入院しか救えないように、ネトゲ廃人も強制排除以外に救う方法はない。どんなに恨まれてもいい。恋人のスマホを破壊してやるとか、パソコンをぶっつぶすとかいう荒療治以外に食い止める方法はない。あるいはそのオンラインゲームのサービスが突然休止してしまうとかである。ネトゲ廃人が自分から目覚めるのはそのためにすべてを失ってからである。仕事を失ったり、留年したり、何浪もしたりしてはじめて自分が人生の貴重な時間とゼニを失ったことに気づくのだ。周囲の信頼も失ってるかも知れないし、もはや取り返しのつかない状態に追い込まれてるかも知れない。


[5]続きを読む

04月20日(月)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ

[4]エンピツに戻る