ID:41506
江草 乗の言いたい放題
by 江草 乗
[18850933hit]
■日本はマイナス金利を導入すべきである
いま、アメリカを除くほぼ世界中の国が通貨安競争をしている。そして金融緩和に突き進んでいるのだ。少しでも景気を浮揚させようとして必死なのである。日銀の金融緩和ももう限界に近い。国債買い入れとか従来型の緩和政策はもはやほとんど効果の出る余地がないのである。
それではどうすればいいのか。ここでオレが推奨するのはマイナス金利の導入である。金融機関が日銀から借りるゼニ、いわゆる公定歩合をマイナスににして、借りれば借りるほど利息が付いて増えるようにしてしまうのである。逆に預ければ利子がつくのではなくて利子が引かれる。国債を売却して得た緩和マネーをそのまま日銀の当座預金に入れておけば、0.1%の保管料がかかるというふうにすればいい。そうするとそのゼニは市中に貸し出すしかなくなるわけだ。住宅ローンの金利も今は最低でも1%を切ることはないが、それも公定歩合がマイナスになればその分金利を下げられる。もしも住宅ローンの金利が0.5%なんてことになれば住宅バブルが起きるかも知れない。これこそ景気浮揚策にもってこいじゃないか。
もちろん一般市民が銀行に預けてる普通預金にマイナス金利が適用されれば庶民は怒りの声を上げるだろう。今のような低利率でしかも18:00を過ぎればATM利用に手数料がかかるという状況では実質マイナス金利みたいなものだが、とりあえず300万円以下の普通預金は利率0%で、預けても増えないということにし、300万円以上の預金者からは年率0.05%の保管料を徴収するというのはどうか。これによって金持ちから資産税を徴収するのと同じ効果が生まれるのである。
「資産税をかければ金持ちは銀行から資金を引き出してタンス預金するようになる!」というふうに考える人もいるかも知れないが、そもそも今の銀行振り込みは現金を見なくてもパソコンや携帯からできてしまうわけで、いちいち現金にする必要など全くないのである。大金を動かす場合、現金ほどじゃまなものはない。一度現金にしてしまえば振り込んだり持ち運んだりするのに不便なことこの上ない。そういうわけで銀行預金そのものをやめるような動機にはつながらないのである。いっそのこと無記名口座なんかもどんどん認めて、その代わりに特別高額の資産税を徴収するようにすればいい。脱税する連中はどうせ巧妙に脱税するのだ。だったら税率が低くても確実に税を取れる方がはるかにマシである。
もしも0.5%程度の金利で資金が大量に調達できるのなら、オレはそのままそのゼニを高金利の外貨で運用する。たとえばトルコ・リラは年利率7.5%ある。ニュージーランド・ドルも3.5%と日本に比べればはるかに高金利だ。借りたゼニをそういう利率で寝かせておくだけで勝手に利息が入ってくるわけだ。もっとも為替差損が発生する場合もあるので必ずプラスになるわけではないのだが、それでもうまく運用すればかなりの利益を得られるだろう。これぞ究極の不労所得である。日銀が金融緩和を行ってもその資金が日銀の当座預金に積み上がってるだけという今の状況を打破しないと景気は良くならない。もっとその緩和マネーを市中にバラまかないといけないのだ。銀行がどんどん個人に融資し、そこで調達した資金で円を売って外貨を買ういわゆる「円キャリートレード」をみんながどんどん行えばいいのである。それは結果として国富を増大させることにつながるだろう。
[5]続きを読む
02月05日(木)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ
[4]エンピツに戻る