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江草 乗の言いたい放題
by 江草 乗
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■元旦に靖国神社について考える
昨年末に安倍首相が靖国神社を参拝したことは世界に大きく報道された。韓国や中国が反発してるからとなんとアメリカの駐日大使までが「失望した」というコメントを発表したことにはあきれてしまったが、そもそもなぜ靖国神社がこんなに誤解されてしまったのか。なぜ「戦争犯罪」なんてものがあって、A級戦犯とされた人々がそこに合祀されたことがいけないのか。そもそも戦犯の人たちは悪意があってあの戦争を始め、国民を苦しめたという罪をかぶる必要があったのか。そんな疑問を感じるようになったのである。
もしも太平洋戦争が起きなかったらどんな歴史が存在しただろうか。映画「永遠の0」では妻子に「きっと生きて帰る」と誓ったのに特攻に出撃して亡くなった主人公が出てくる。昨年は奇しくもあの時代を描いた映画が多かった。「風立ちぬ」「少年H]も同じ時代を描いている。「少年H」は戦時下の国民の生活を描き、「風立ちぬ」はあの時代の純愛を描き、「永遠の0」は勝ち目のない戦いの中で死ぬことが美徳とされる狂気を描く。
「第二次大戦とはどういう戦争だったのか?」
アメリカやイギリスといった連合国側は、この戦争の歴史的定義を確定させて、「枢軸国側=悪 連合国側=善」という史観を定着させる必要があった。ニュルンベルグ裁判や東京裁判はそのために必要な小道具であり、事後法によって裁くという全くのイカサマであったことは、参加して少数意見を述べた何人かの判事によって主張されているが、それらの多くは黙殺されてしまい、日本政府はその裁判の結果を受け入れるしかなかったのである。第二次大戦の中で起きた最大の戦争犯罪はナチスによるユダヤ人虐殺と、広島長崎の核兵器の人体実験であるとオレは断言する。南京事件の犠牲者(中国側の主張では南京市の人口の倍以上なんだが)よりも、蒋介石の行った黄河堤防決壊事件の犠牲者の方がはるかに多いし、中国だけで考えるならチベット侵攻で虐殺されたチベット人は数百万だし、文化大革命で殺された人は1000万人以上である。中国にとって南京事件を世界に誇張する意味は自国の黒歴史を隠したいからであり、だから東京裁判で松井石根大将を南京事件の責任者として処刑させる必要があったのだ。
アメリカ人にとって、太平洋戦争開戦には「日本=悪」「卑怯なパールハーバーのだまし討ち」という刷り込みが国民に対して必要だったわけで、それは日本人にとっても同様であって、あの時代の国民は基本的にアメリカという国に対して敵意を感じてなかったのである。「鬼畜米英」という刷り込みを必要としたわけだ。もっとも現代でも隣国を「敵」だと学校で教える馬鹿な低レベルの国家があるが、そんなカス国家のことは今は無視したい。
なぜ日清戦争が起きたのか。朝鮮に親ロシア政権ができればそれは日本にとって脅威となるし、そもそも中国は朝鮮をいつまでも属国としてとらえていて、日本にとって自国の防衛と言うことを考えたとき、少なくとも朝鮮半島を日本の支配下に置くことで自国の安全を確保したかったのだと言える。ただ、日本は朝鮮半島から満州、そして中国へと拡大政策をとろうとする。そこに大きな間違いがあったことは否定できない。
辛亥革命が起きて清国が滅んだときが一つのチャンスだった。西欧列強が中国の土地を租借して進出しようとした時、日本はそこで中国を支援し、西欧列強の侵略に対して「東亜の大義」を主張し、インドシナ半島やインドネシア、フィリピンから西欧を追い出し、インド独立に手を貸してやるべきだったのだ。アメリカと戦わずにアジアからイギリスやフランス、オランダを追い出すのは高度な外交戦略を必要とする。連合艦隊はその時に大いに役に立ったはずである。あの時代に空母機動部隊を作戦運用することができた国はアメリカと日本しかなかった。軍隊は使わずに戦力を誇示することでもっとも威力を発揮する。だから実際には使えない核兵器を近代国家は保有してるのである。
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01月01日(水)
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