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江草 乗の言いたい放題
by 江草 乗
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■辺野古埋め立てという名のレイプ
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奈良県の大滝ダムが50年の歳月を経て完成した。ダムがある川上村の人口はその間に7600人から1700人にまで減少して過疎が進んだ。ダム建設によって村の中心部が水没することになり、補償金をもらって多くの村人が故郷を去ることを選んだのである。農業や林業という第一次産業の衰退や後継者不足という状況の中で、「ゼニをもらって出て行く」という選択肢は常に魅力的である。そうやって日本の国土は破壊されてきたのだ。長良川河口堰や諫早湾の水門のように「治水」といういちおう大義名分のある目的のためにこうした大規模な環境破壊を正当化してきたのが現代日本の黒歴史である。
そして今、沖縄では辺野古の豊かなサンゴ礁の海を埋め立てて米軍基地を建設しようとしている。今の我々がもっとも守らないといけないものをぶっつぶして、もっともいらないものを造ろうとしているのである。ふざけるな!と言いたいのだが、どうやら国にも県民にも別の思惑があるようだ。
さて、これまで日本全国で過去にあった原発誘致時のいきさつと、今回の辺野古の状況は酷似している。例えるならば「女性にゼニを払うことでレイプされることに合意させる」ようなものであり、終わった後でどんなことになっても「だってゼニもらったじゃないか」と開き直るのが国の態度なのだ。それがどれほど理不尽なことかを考えて欲しいのである。まるでレイプされることを望んでるかのように仕向けられる側の苦痛や葛藤について当事者でない多くの日本国民はなんと無頓着だったのだろうか。そしてここで「ゼニを払ってレイプするやつら」に対してなぜ怒りの声を上げないのかとオレは感じるのだ。
原発が大変な迷惑施設だったことは福島原発周辺地域の今をみればあきらかである。今回のような事故が起きれば住民は二度と故郷に戻れなくなるのである。そのようなリスクのあるものを建設することに地元を合意させるために巨額のゼニをばらまいてきたのがこれまでの原発行政だったのだ。「ゼニを受け取ることと引き替えにいやなことを受け入れる」という大人の選択を住民にさせてきたのだ。
使えばすぐになくなってしまう「ゼニ」というものと、過去からずっと大切にしてきた「ふるさと」というものと、いったいどちらが価値のあるものだろうか。そんなことは言わなくてもわかる。しかし、目の前に大金を積まれた時に誰が見知らぬ子孫のことを考えられるだろうか。自分の子孫たちが数十年後、数百年後に受け取る豊かな自然の恵みよりも、今自分がもらえるゼニの方が価値があると考えるのが利己的な普通の人間の行動である。
日本政府は完全にアメリカの属国である。イランがドル建てで行われている原油の決済を円建てにしませんかと日本に有利な提案をしてきた時、それが為替リスクをなくすという意味で日本にとってとても好都合であり、円の国際的な信任を高めることであったにも関わらず、アメリカの顔色をうかがって結局日本は受け入れなかったのである。そんなアメリカは実は北朝鮮の黒幕だ。おそらく金正恩の過激な行動や発言を後ろであやつってるのはCIAあたりの諜報組織だろう。北の脅威が増せば増すほど日本に於ける米軍基地の価値は高まるからである。「大量破壊兵器」などどこにも存在しないのにイラクはアメリカに言いがかりをつけられて攻撃された。しかし北朝鮮は核兵器を持ち、核開発を公言しているのにアメリカから攻撃されることはない。それは北朝鮮の存在がアメリカの国益に叶うからである。
辺野古の埋め立てにどうやって同意させるか。漁民にゼニをばらまいたらいいのである。国は沖縄県や名護市ではなくて「漁協」という小さな集団を交渉の相手方に選び、ゼニを提示したのである。その額は200億円近いという。サンゴ礁の豊かな海は未来永劫我々に海の恵みを供給してくれる無限の価値がある存在だ。それを「使ったらすぐになくなるゼニ」と交換させる交渉に国は成功し、漁協側はゼニを受け取ることを選んだのである。国はこれからレイプすることにむりやりに合意させたのだ。
読売新聞の記事を引用しよう。
政府、辺野古埋め立て許可を沖縄知事に申請
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03月24日(日)
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