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江草 乗の言いたい放題
by 江草 乗
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■原発を止めて我々の未来を守ろう!
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 もしも電気を作る方法が原子力以外にないのならば、我々はリスクを冒して原発を稼働させるしかなかっただろう。しかし、現実には他の選択肢が無数にあり、選択肢の中には環境負荷の少ないクリーンな方法もある。そして今、大飯原発の2基を除く国内のすべての原発が停止したままである。少なくとも残りの原発を再稼働させることに関して国民の同意を得ることは困難である。もしも再稼働するなら、それは国民の意志にさからって政治家が勝手にやってるだけである。

 経済界は「原発を再稼働させないと電気料金が上昇して生産コストが上がる」と主張して再稼働を推進しようとしている。しかし、今の日本の産業界を覆う最大の問題は「電力コスト」ではなくて「円高」なのであり、国内の製造業が不振なのは長く続いた1ドル=80円以下という超円高のせいである。

 今年、日本は貿易赤字を拡大させた。四半期で3兆円以上の貿易赤字ということは、通年で10兆円以上ということになる。その理由は輸出の不振と、火力発電所の燃料の輸入のためということである。そしてこの「貿易赤字拡大」ということが円安要因となった。ちなみにこの赤字額は過去最大である。原発を再稼働しない限り赤字額はさらに拡大していくだろう。

 安倍自民党総裁の「超金融緩和政策」の発言で円安は加速した。しかし、それは選挙が終われば落ち着くだろう。そうした一過性のものではなくて、長期的に円安をもたらすものはなにか。それはこの「貿易赤字」なのである。貿易赤字を拡大しながら通貨がどんどん強くなった国家など世界のどこにも存在しない。

 原発を止めると言うことは、発電用の燃料として大量の原油や石炭や天然ガスを輸入するということであり、その結果どんどん円安になれば日本の輸出産業にとってかなり有利になるのだ。なぜこんな単純な経済学の論理に財界の馬鹿トップどもは気付かないのだろうか。もっともプラズマディスプレイ製造工場を建てて5000億捨てるパナソニックの社長みたいな救いようのない馬鹿にはオレの説明はとうてい理解できないだろうし、「脱原発=円安」という主張を行ってる政治家も学者もアルファブロガーも、オレの知る限りではいない。だからオレが書いてることはもしかしたら誰も気付いてない発見かも知れないのである。

 日本が「原発からの完全撤退」を発表すれば、燃料の輸入増加による貿易赤字という状況はほぼ恒久的なものとなってしまう。この「恒久的な貿易赤字」がもたらすものは何か。それはこれからずっと緩やかに円が下がり続けるということなのだ。10年後には1ドル=150円くらいになるかも知れないのだ。もしもそうなれば日本の製造業は息を吹き返す。自動車産業も何も海外に工場を建てる必要はなくなる。任天堂もソニーもパナソニックもみんなウハウハである。どうしてそんなことに財界人は誰も気付いていないのだろうか。オレはそれが不思議でならないのである。原発を止めた方がはるかに景気は良くなるのに、どうしてそういう選択肢をとらないのか。

 幸い化石燃料の価格は頭打ちである。東京電力が発電の燃料コストを下げるためにアメリカからLNGを輸入するという報道があったが、メタンを主成分とするLNGの燃焼による発熱量は石炭や石油よりもはるかに大きい。だから発電用の燃料にLNGを使うのはかなり合理的である。サハリンから日本へのパイプラインが完成すればさらに調達のコストは下がる。プーチンのような強力な指導者がいるあいだにそういう話をまとめてしまわないとだめだ。きっと新党大地の鈴木宗男も北海道を通過するそのパイプラインの建設工事で莫大な投資が行われることを期待して「反原発」陣営にいるのだろう。

 なぜサハリンのLNGをパイプラインで日本へという構想が実現しないのか。そんなことをすると原発の必要性がますますなくなってしまうからである。原発利権を守りたい集団が妨害しているから話は進まないのだ。かつて鈴木宗男を失脚させたのもおそらく背後には原発利権集団の思惑があったとオレはにらんでいる。鈴木宗男氏は3000億円あればパイプラインが建設できると語っている。


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12月02日(日)
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