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江草 乗の言いたい放題
by 江草 乗
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■今なぜ金融緩和が必要なのか?
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欧州金融危機の影響を受けてNYダウも日経平均も下げまくり、その一方で円高は一気に進んでついにユーロは瞬間的に95円台を記録する有様だ。それなのに日銀は何一つ有効な対策を打ち出せずにいるし、株価は反発する気配すらない。どうやってこの事態を打開すればいいのか。おそらく白川日銀総裁は実体経済のことを大きく誤解しておられるのだろう。単なる机上の空論でしか語れない御用学者の白川よりも、日々自分のゼニを株式投資や為替取引という賭場で運用してきたオレの方がはるかに今の世界のゼニの流れを把握しているつもりだ。だからオレが白川総裁になぜ金融緩和が必要なのかを教えてやりたい。
バブル崩壊以降の失われた20年間、日本はずっとデフレだった。途中何度か円安になった時期もあり、その時は日本経済も少し光明が差したように見え株価も上昇したが、日銀がいつもそのせっかくの流れをぶちこわしてきた。まるで「デフレ堅持」が国是であるかのように円安・株価上昇の兆しがあればいつもぶちこわしてきたのだ。
デフレということは、今現在ゼニを持ってる連中のゼニの価値がさらに上昇するということである。金持ちがさらに金持ちになるということである。アメリカや欧州が金融緩和を行い通貨の発行量を膨張させても、日本は何もしなかった。金融市場に存在するドルやユーロの総量が膨張しているのに円の総量がそのままならば、円高になるのは自明の理である。多いモノに競べて少ないモノが高くなるのは当然だからだ。
金融緩和をすれば余ったゼニはモノの価格を押し上げることに使われる。景気が悪くて実体経済が拡大せず、実需が伸びない場合そのゼニはどこに向かうのか。株価や土地価格を上昇させるという結果につながるだろう。あのバブル経済の頃、土地価格がどんどん跳ね上がったことを思い出せばいい。
株価は常に実態経済を先取りする。すぐれた投資家は予測で買い、結果で売る。来年度の好決算が予想できた時点で買っておき、実際に好決算が報告されて株価が上昇した瞬間は実は利益確定の売り時なのである。金融緩和というのはその「株価上昇」を先に起こしてしまう戦略なのだ。待っていては何も変わらないのである。先に株価を動かさないとだめなのだ。せっかく日銀はETF(上場投資信託)を最近400億円分も購入したのに、ちゃんと金融緩和していないからとその効果が出てこないじゃないか。
今の政府がやってるように何もせずに待っていては経済はいつまでたっても回復しない。消費税増税なんかを強行するとさらに輪を掛けて事態は悪化する。おそらく景気は悪化してさらに縮小化の一途をたどるのである。だから先に株価を動かすのだ。株価が半年先の好景気を織り込んで動くものならば、株価上昇を先に起こすことで将来の景気回復を牽引させるのである。そうして実体経済が回復するまでの時間稼ぎをするのだ。
株価が上昇すれば国民の保有する資産が増加するがそれだけではない。日本のように大企業同士が株の持ち合いをしているとそれぞれの企業の含み資産が増えることになる。企業に余裕ができればそれは設備投資や雇用拡大につながるだろう。
政府が大量の国債を発行し、それを日銀が引き受けることで大量の現金が市場に供給されれば銀行はそのゼニを運用しなければならなくなる。その時に銀行には積極的に株やリートを買ってもらうのである。株価上昇が確実となれば個人投資家もみんな買うだろう。そうすると相乗効果でどんどん株価は上がる。同時になりふり構わず行われる国債の大量発行は円の価値を低下させ、大きな円安要因となる。もしも日本政府が「国債を突如500兆円発行してみんな日銀に引き受けさせました」などというニュースが世界に流れればたちまち円は暴落して1ドル=100円を超えるだろう。
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06月04日(月)
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