ID:41506
江草 乗の言いたい放題
by 江草 乗
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■AIJ運用資金はなぜ消えたのか?
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 投資顧問会社「AIJ投資顧問」(東京都中央区)が顧客企業などから預かった年金資産の大半約2000億円を消失させた問題がマスコミをにぎわせているが、これはオリンパスの損失隠しと本質的には変わらない単純な問題である。2007〜2008年の世界金融恐慌やリーマンショックによる株価暴落、そして昨年の東日本大震災による暴落などで、株式中心に普通に資金運用してる人たちは必ず大きな損失を抱えたはずである。オレのようによく研究して運用していても損失を出したのだ。たぶんオレよりも何も考えずに運用していた「AIJ投資顧問」の幹部、おそらくはどこかの大手証券会社の元社員だったヤツが大損して運用資金を吹っ飛ばして焦ったことは容易に想像できる。

 さて、そこでどうしたか。そこで「これだけ損しました」と顧客に正直に報告すればいいのに、その値下がりした金融商品を第三者に売却するなどの方法で損失を見えなくしたのである。そこまではオリンパスと全く同じだ。ここからはオリンパスと違って、その後もウソの運用実績を報告することで、ゼニを集め続けたわけである。なぜウソの運用実績を報告したかというと、出資してくれる企業関係者はその中味を精査せずに運用実績の数字だけで判断するからだ。自分のゼニでないから無責任なのである。AIJ側はそうして集めたゼニを配当に回すという自転車操業をしてごまかしてきたのだ。いつまでごまかせると思っていたのだろうか。

 株式投資で100%もうかるヤツというのは悪質なインサイダーだけだとオレは思っている。それはたとえば倒産寸前のジョイント・コーポレーションにオリックスが出資するという情報を知って、安値でジョイント株を拾った関係者とか、BNPパリバがアーバン・コーポレーションの増資を引き受けたと見せかけて実はゼニなんか出していなかったという内幕を知っていてアーバンコーポを空売りしたBNPパリバの関係者みたいな手法なのである。投資家向けにオモテに出す情報と、自分たちだけが知っている真実の間に大きな落差があるからこそ儲かるのだ。そんな不正を行っているのにBNPパリバの日本国内での営業が禁止されたとか巨額の罰金を科せられたとかいう話は聞かない。投資家がいくら損をしても自己責任、インサイダー取引でつかまるのは数百万規模の小物、銀行と証券会社が組んでやった巨額のインサイダー取引は全マスコミがいつもスルーである。うっかりそれを日記に書いたオレは、もしかしたら暴力団関係者を使って消されるのかも知れない。

 読売新聞にはこんな記事が出ている。

AIJ運用資金、ケイマン諸島や香港を転々と
 投資顧問会社「AIJ投資顧問」(東京都中央区)が顧客企業などから預かった年金資産の大半約2000億円を消失させた問題で、運用資金は、英領ケイマン諸島や香港など海外にある私募投資信託や金融機関を転々としていたことが、証券取引等監視委員会の調べでわかった。
 監視委は、国際間で複雑に資金を移転させた経緯やその流れを突き止め、消失に至った原因について解明を進める方針だ。
 関係者によると、同社は預かった2千数百億円の年金資産の大半で、関係の深い東京の「アイティーエム証券」を通じ、ケイマンの私募投信を購入。しかし、資金はその後、香港の銀行など、複数の金融機関などに流され、運用されていたとみられる。
 ケイマンの私募投信は、AIJと密接な関係のある人物が設立。流れた資金の運用には、英領バミューダの外資系信託銀行も関与しているという。


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02月26日(日)
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