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江草 乗の言いたい放題
by 江草 乗
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■リニアは浜岡原発と同じである
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たとえ事故の確率は低くても、もしも事故になってしまったら取り返しのつかないもの、それが原発である。福島第一原発の炉心溶融事故は我々にその恐ろしさを提示してくれたことは確かだ。その危険を考えて東海地震の震源域近くにある浜岡原発の運転を停止したのは英断といえる。
では中央リニア新幹線で同じことは言えないだろうか。中央構造線の部分を走ることになる以上。大きな断層を横切ることになる。その断層面が大地震で数メートル動いたらリニア新幹線は100%持ちこたえられないだろう。走行中にトンネルが断層でずれればそれこそ乗客が全員死亡するような大事故になるかも知れない。
我々は東海沖地震に伴う津波のことを警戒して浜岡原発の運転を無期限に停止させたのである。そうした決断ができるのならば、なぜ来るべき巨大地震のことを想定してリニア建設を中止しないのか。リニア新幹線が必要とするような超長大なトンネルが断層によって破断するような事態は、将来必ず起こりうる事態だからである。
我々の文明社会は将来の地球が経験するであろう地殻変動に対してどれだけ備えるべきだろうか。少なくとも日本のような地震国に於いて原発を建設して稼働させているというのはかなりリスクの高い選択であるとオレは思うのだ。そのリスクを軽視したために起きたのが今回の福島原発の事故であると言える。そんな事故を経験しながら、あえてリニアを建設することがオレにはわからないのだ。なぜ「巨大地震によって乗客が全員死亡するような事態を避けるために建設を中止する」という英断ができないのかと。
よく言われることだが、「地震の時にトンネルが崩れたことはないので安全だ」という説がある。確かに阪神大震災でも六甲山の中を貫通する新幹線のトンネルは崩れなかった。ただ、あのときに動いた活断層は淡路島の野島断層であり、新幹線のトンネルと交差していたわけではない。もしも濃尾地震の根尾谷断層のように、総延長80キロ、横ずれ最大8m、上下変位6mという大規模な断層がリニア新幹線の線路と交わるような形で発生した場合にどんな事故が起きてしまうだろうか。いかなる地上構造物もその断層の直上にあれば破壊されるだろう。リニアだって例外ではないのだ。濃尾地震では長良川鉄橋は崩落し、家屋の倒壊率は地域によっては90%を超えたのである。
日本列島を貫く最大の断層である中央構造線が動くとすれば、どれほどの規模になるだろうか。一気に数十メートルの地層のズレが起きればいかなる地上構造物も破壊される。
中央アルプスを貫く延長数十キロのトンネルの中で断層のズレによる事故が発生しリニア新幹線が立ち往生した場合、どうやって救助に行けばいいのだろうか。その地震によって大量の地下水が噴出してトンネルが水没し、走行中のリニア新幹線車両が水中に閉じこめられた場合はどうか。オレは最悪の事故を想像してしまうのだ。建設関係者はそうした事故を想像したことがあるのか。オレの想像することはただの杞憂なのか、そうした事故が仮に起きたとしても、「運が悪かった」で済ませられることなのか。三陸海岸で発生する最大の津波を想定して対策を立てていなかったために今回の事故は起きた。濃尾平野で過去に発生した最大の断層に対して対処しておくことは必要なことではないだろうか。
東海道新幹線が生み出す利益は莫大である。この利益を社会に還元することで得られるモノは大きい。ただ単に株主配当に回すだけでも多くの人々がその富を享受可能である。棚上げにされている旧国鉄の債務返済に使うならばこれ以上の財源はない。いったいあの借金はいまどうなってるのか。消えてなくなったわけではないはずだ。将来の国民負担じゃなかったのか。
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11月23日(水)
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