ID:41506
江草 乗の言いたい放題
by 江草 乗
[18884525hit]

■なぜ食中毒は起きたのか?
どうかお読みになる前に←応援のクリックをお願いします! m(_ _)m 


 なぜ食中毒は起きたのだろうか? 生食用の牛肉はもともと存在しないという。それでも店側の独自の判断で提供されてきたのである。そして今回のように死者が出るような事態になってはじめて問題視されているわけだ。日本中の焼肉店でユッケは人気メニューをして提供されているが、今回の食中毒事件が起きるまでは誰もが何の疑問も感じずに食べていたのである。

 産経新聞の記事を引用しよう。

焼き肉店食中毒 流通段階から汚染か 2011.5.4 21:54
 焼き肉チェーン「焼肉酒家(ざかや)えびす」(運営会社フーズ・フォーラス、勘坂康弘社長)で発生した集団食中毒で、富山県は4日、砺波(となみ)店(同県砺波市)で食事後、溶血性尿毒症症候群(HUS)を発症して入院していた県内の40代女性が同日、死亡したと発表した。同チェーンの食中毒での死者は3人目で、成人では初めて。
 これまで、砺波店と福井渕店(福井市)でユッケなどを食べた男児2人が死亡し、他の店舗の客も含め、20人以上がHUSなどを発症。多くの患者から腸管出血性大腸菌O(オー)111やO157が検出されている。富山、福井両県警は同日、合同捜査本部を設置、業務上過失致死傷事件として捜査している。
 富山県によると、4日に死亡した女性は4月23日、砺波店で家族数人とユッケなどを食べた後、27日に血便などの症状が出たため入院。HUSを発症し、30日から意識不明になっていた。一緒に飲食した家族にも下痢や腹痛などの食中毒症状を訴え入院している人がいるという。
 一方、福井県と富山県による大腸菌の遺伝子検査で、死亡した福井の男児と、富山の店舗で食事をした患者から検出されたO111の遺伝子型が一致した。いずれの店舗も、ユッケ用の牛肉を東京都板橋区の卸売業者から仕入れており、富山県は流通段階から汚染されていた可能性が高いとみている。
 厚生労働省では、平成8年にレバーの生食による食中毒が発生したことを受け、同10年に「生食用食肉の衛生基準」を策定し、全国の自治体に通知。細菌を取り除くため肉の表面を削り取る「トリミング」を行うことや、保存や運搬に際して10度以下に温度管理することなどを規定している。だが、罰則はなく、違反していたとしても「指導は可能だが、販売停止にはできない」(厚労省)という。
 ただ、20年度以降、正規の生食用牛肉は市場に出荷されておらず、「非生食用」が店独自の基準によって、ユッケとして提供されているのが実情で、厚労省は黙認していたことになる。
 3人目の死者を受け、厚労省は「これまでも肉の生食は危険だと情報発信してきた。今回の食中毒の原因を調べ、同種事案が発生しないよう呼びかけていきたい」としている。

 なぜこれまで食中毒が起きなかったのか。なぜ今回は死者が出るような事態になってしまったのか。原因究明がもっとも重要である。牛肉を生で食べるのを禁止すればそれで解決するというようなことではなくて、どの段階で汚染されてしまったのか。どうすればそれを防ぐことができるのか。そうした原因究明作業がもっとも大切なのだ。

 どこの焼肉店でも人気メニューだったユッケを注文する客は今は激減しているはずだ。もっともこんな状況でも平気で食べる方もいるわけで、オレはそれが不思議でならないのだが。

 肉を生で食べる文化というのはたとえば北極圏に住むエスキモーやイヌイットの生活の中に存在し、それは新鮮な野菜などが手に入らないために不足する栄養素を補うためである。もちろん西洋社会にもタルタルステーキなどの料理が存在したわけで、料理の文化には詳しくないし焼き肉屋にも行かないオレはネットで調べた程度のことしかわからない。ユッケも一度だけ食べたことはあるが、あまり好きにはなれなかった。鉄板で肉を焼くときにちゃんと焼け目がついてないといやな自分にとって、生で肉を食べることには違和感があったからだ。


[5]続きを読む

05月05日(木)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ

[4]エンピツに戻る