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江草 乗の言いたい放題
by 江草 乗
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■きみは額賀空港を知ってるか?
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 2010年開港予定の茨城空港、これを地元民は額賀空港と呼んでいる。額賀福志郎財務相のお膝元に建設されるこの空港の目的は地元民の利便性のためなどではなく、ただ工事を行って地元の業者にゼニをばらまくことだけが目的だからである。北海道のムネオロードと同じくこの茨城の額賀空港は、クソ政治家が国民の税金をいかにして地元への利益誘導のためにドブに捨てるかという一つの典型として広く紹介しておきたい事例である。こんなクソ野郎が財務相として財政再建を訴えても噴飯ものである。

 以下の記事はライブドアニュースからの引用である。同様の内容のものは日刊ゲンダイでも取り上げられているし、週刊誌でも話題になっている。

「額賀空港」バラマキ疑惑 2008年05月30日10時00分
 2010年に開業予定の茨城空港へのアクセス道路が1工区平均200メートルくらいで細切れ発注されていることが分かった。細切れ発注は多くの業者が潤うが、コスト高になる。談合の疑いもあり、土建屋政治家が介在することも多い。額賀財務相の地元だけに、今後、話題を呼びそうだ。
「空港のために県が整備する道路は4路線で総事業費は77億円。半分以上が道路特定財源で賄われています」(地元紙記者)
 07年度の受注を見ると、たった60メートルの道路を落札率97.9%で落札した業者もいる。考えられない発注だが、そもそも茨城空港自体が問題だ。自衛隊の百里基地に新滑走路を造り、官民共用で使う計画だが、誰が茨城県の空港を使うのか。
「県南部の県民は羽田に行く方が便利だし、北部からは福島空港が近い。水戸市周辺のごく一部の住民しかメリットはないのです。地元では、この空港建設を推し進めたのは額賀財務相とみられている。98年3月、運輸省の航空局長と防衛庁の参事官、茨城県知事が都内ホテルで会談し、計画検討の具体化で合意した際、額賀氏が立ち会っていたことが分かったからです。空港建設の総事業費はアクセス道路や産業団地整備などを含めると780億円にも上る。利用者が限られているのに、こんな事業に税金をばらまくのはおかしい。額賀大臣の地元への利益誘導とみられても仕方ありません」(現地取材したジャーナリスト・横田一氏)
 地元では「利用者がいないのに空港建設を強行したのは、官民利用なんかお題目で基地強化が狙いではないか」という声もある。通称“額賀空港”には怪しい話ばかりが出てくる。こんな財務相が歳出削減を言っても説得力ゼロだ。【2008年5月27日掲載】

 780億円も掛けて空港を整備しても、こんなところにまともな航空会社は乗り入れないだろう。採算が取れないからである。フジサンケイビジネスアイにはこんな記事がある。

茨城空港 路線誘致に四苦八苦 大手冷ややか 「海外格安」狙い FujiSankei Business i. 2008/6/3  TrackBack( 0 )
 茨城県は、2010年3月開港予定の茨城空港にローコストキャリアー(LCC)と呼ばれる海外の格安航空会社を誘致しようと必死だ。大手航空会社に断られた末の苦肉の策だが、路線を確保できるか見通しは不透明だ。
 ≪「成田で十分」≫
 茨城空港は、空港のない同県の陳情で航空自衛隊百里基地(茨城県小美玉市)を民間共用化。既存の2700メートル滑走路と平行に同じ長さの滑走路を新設する。周辺の道路整備なども含め総事業費は約540億円。
 国予測の需要は年間約81万人。県は羽田、成田両空港の補完を強調。北海道、大阪、福岡、沖縄の4路線を中心に誘致しようと06年から毎月欠かさずに航空会社詣でをしてきた。
 だが反応は冷ややか。車で都心からの所要時間が成田で約1時間に対し、約1時間半で利便性が悪いことに加え、10年には羽田の発着枠拡大、成田の拡張も予定されており「そちらに力を注ぎたい」(全日空)、「成田で十分」(海外大手)と散々だった。
 ≪いちかばちか≫

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06月06日(金)
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