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江草 乗の言いたい放題
by 江草 乗
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■クソガキにはいったいどう対処すべきなのか?
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存在そのものが迷惑なクソガキ、こういう連中に対して世間はどう対処すればいいのか。迷惑な大人も困るが、迷惑なクソガキももっと困る。子どもというだけで無条件に世間はその行動を擁護し、そのクソガキを懲らしめることを躊躇するからである。たとえばこの新聞記事はどうか。アサヒコムの記事である。
問題行動の中高生を鍵かけ閉じ込める 北九州市の児相 2008年06月01日19時53分
北九州市子ども総合センター(児童相談所、同市戸畑区)の一時保護所で、非行などのために保護した少年を鍵をかけた個室に閉じ込めていたことがわかった。厚生労働省の児童相談所運営指針が禁じている行為で、昨年春からは5件を確認。1日会見した小石原善徳所長は「児童の安全確保のためやむを得なかったとはいえ、人権への配慮に欠けていた。深く反省している」と謝罪した。
センターによると、保護している他の子どもや職員に危害を加える恐れのある中学生や高校生の男女を「静養室」と呼ばれる個室に入れ、外から施錠していた。日誌などで確認されたのは07年4月〜08年5月の5件4人だが、施設ができた02年10月ごろから続いていたと見られる。5件中2件は、警察から家庭裁判所に送られる前に夜間に一時保護された触法少年だった。
施錠事例の大半は、夜勤の職員4人が仮眠する午前1〜6時。3件は1日限りだったが、昨年12月と今年5月の同じ男子高校生のケースではそれぞれ6日間と9日間続いた。5件中4件は口頭で本人の承諾を得ていたとしている。
子どもが児童相談所に一時保護されるのは、虐待などの理由で家庭から引き離す必要がある場合や、他人の生命、身体に危害を及ぼす恐れがある場合など。同センターでは男女用と幼児用の三つある大部屋で保護。06年度は1日平均23.5人だった。
厚労省の指針は「身体の直接的拘束」や「一人ずつ鍵をかけた個室におくこと」を禁じている。センターの幹部や職員は禁止行為と知りながら、他の子どもに危害を加えたり施設の設備を壊したりした場合に「やむを得ず外から施錠していた」という。
市は今後、新しいマニュアルづくりや夜間に監視する職員の増員を検討。小石原所長は「非行系の子どもたちと虐待を受けたような子どもたちを混合で保護しており、施設の分割も検討したが、現状では難しい」と話している。
この朝日新聞の報道の偏向ぶりはひどい。今回の事例の問題点が「鍵を掛けて閉じこめる」ということに尽きると誘導し、子どもの人権を踏みにじる悪の施設として児童相談所を非難している点である。確かに子どもの人権は守られないといけない。しかし、その前にそのクソガキは少なくとも触法少年であり、他の子どもや職員に危害を加えるかも知れない可能性が高く、しかもそこは警察ではないわけで暴れ出したときに制止することもできない。それとも児童相談所の職員の責務として、一晩中起きてその少年を監視することを要求するのか。もしもそうなら職員にはそれなりの報酬を用意して、その労に報わないといけないわけだが、現実には労働に見合わない給与しか与えられないのである。
一方読売新聞は見出しからして違う。これははっきりと少年の側の問題をまず提示する見出しになってる。こちらも引用しよう。
暴力ふるう子を「閉じ込め」…北九州市子ども総合センター
北九州市は1日、市子ども総合センター(児童相談所)の一時保護所で2007年度以降、子供を「静養室」と呼ぶ個室に入室させ、外から鍵をかけて閉じ込めたケースが5件あったと発表した。
厚生労働省の運営指針に反する行為で、センターは「他の子供たちに暴力をふるうなど、安全を守るためのやむを得ない措置だったが、人権に反し適切ではなかった」と謝罪した。06年度以前にも同様のケースがなかったか調査を進める。
小石原善徳所長は「当直時間帯は指導が手薄になり、閉じ込める措置を取ってしまった。今後、緊急時の態勢の見直しを図りたい」としている。
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06月02日(月)
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