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江草 乗の言いたい放題
by 江草 乗
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■NHKのインサイダー野郎を許すな!
オレは零細個人投資家である。予想が外れて損をすることも多く、そういう意味では自分はきっとかなり下手くそな投資家なのだと思う。もしもこの世に100%予想通りになるような株があれば、オレは全財産をそこにぶちこんで利益を上げようとするだろう。その100%の情報をもっていた奴らがNHKにいたのである。彼らは放送前の原稿を見ることができる立場だった。
ある銘柄が絶対確実値上がりする場合というのは、TOBがかかってその株が市場価格よりも高くお買いあげになる場合である。もしもそんなことが事前にわかってるならオレは全財産をそこにつっこんで勝負するだろう。それを何度か繰り返すだけで一生遊んで暮らせるだけの富はすぐに手にはいることになる。しかし、事前にその情報を知って取引することはインサイダー取引という違法行為なのである。
かっぱ寿司のカッパクリエイトが、すき家のゼンショーにTOBをかけられて暴騰したときもオレは「そうか、吉野家に対抗してこの手で来たか!」と思ったものの、そんなこともあるかも知れないなあと思ってる程度で100%の自信など持てないから買えなかったのである。回転寿司ならくら寿司やスシローの方が我が家の近所では圧倒的に人気がある。かっぱ寿司はどちらかというと負け組だと思っていたわけで、少なくともオレにとっての投資対象ではなかったのである。しかし、TOBとなるとそういう銘柄がいきなり暴騰するわけだ。そもそもTOBをかけられる場合というのは企業業績が絶好調だからというわけではなく、少し業績が悪くて苦しくなった企業をその弱みにつけ込んで飲み込もうとして行われることが多いのである。
最近ではオンサイト発電事業から撤退して本業そのものを失ったエネサーブを大和ハウスがTOBをかけて子会社化したり、有機EL製造装置が売れずに株券印刷業になって増資でしのいでいたトッキにCANONがTOBをかけるということがあった。どちらもはっきり言って投資対象にはできそうもない業績だったのに、ただTOBされるというだけで暴騰したのである。つまり「TOB=暴騰」という図式が定着しているわけだ。
だからこのNHKの連中は事前につかんだ確実な情報でTOB前に大量に株を買い、そしてすぐに売り抜けていたのである。これは宝くじを買うときにあらかじめわかっている当選番号の券を選んで買うようなもので、絶対に負けない投資法なのである。
事前にそのニュースを閲覧できるものが5000名近くいたという。NHK職員といえばみんな高給取りだ。年収1000万なんかまだまだ下っ端という感じでその潤沢なゼニを株式投資で運用してる者も多いだろう。5000名のうちたった3人しか株取引をしていないとは考えられないのである。おそらくこの3人以外にもその情報を事前に入手して買っていたヤツがいるはずだ。いや、本人の取引ならばれてしまうので、友人に「絶対確実な株」と勧めて、そして後で謝礼を受け取っていたのかも知れないのである。そうして巧妙にインサイダー取引をしていることはほぼ間違いないだろう。
ただ、少なくとも公共放送の関係者である以上、オレのようなただのオッサンとは違った遙かに高い倫理性が求められるのである。そして真っ当な株取引で負けてばかりいるオレとしては、そんな反則で勝つ奴らがうらやましい・・・いや許せないのである。少なくとも投資投資の世界に参加するプレーヤーたちはルールの上では平等でなければならない。(資産格差なんかを考えれば平等なわけがないのだが)
日経ネットには今回の事件の概要を説明する次のような記事があった。
NHK職員、勤務中帰宅し株購入・インサイダー疑惑
NHK記者らによるインサイダー取引疑惑で、証券取引等監視委員会の調査を受けた3人のうち2人が、勤務時間中に帰宅し、自宅のパソコンで回転ずしチェーンの株を購入していたことがNHKの内部調査で分かった。一方、インサイダー疑惑に関連して、NHKには視聴者から抗議や苦情の電話が殺到した。
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01月21日(月)
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