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江草 乗の言いたい放題
by 江草 乗
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■いま受験生である君たちへ
 この暴言コラムを読んでいるのはほとんどが会社で休憩時間や仕事中に見ているサラリーマンか家庭の主婦、そして暇な大学生だと思うので、このようなメッセージを書いても読者の中で関係するのはほんのわずかだと思うのだが、普段思ってることをオレは伝えたい。これは今受験生である高校生の諸君へのメッセージだが、社会に関することでオレが日頃感じてることでもあるので、高校生ではない人たちも是非読んで欲しい。

 はっきり言おう。今の日本の社会の現実は正義なんて空しくなるようなことばかりだ。高級官僚と呼ばれる連中や政治家どもは自分たちの利益のことしか考えていないし、大企業のトップも同様だ。経団連の会長の御手洗もいかにして安く労働者をこき使って自社の利益を増やすことしか考えていない。ゼニもあって社会を動かす力のある立派な人たちが、中身は全然立派ではないのだ。そんな情けない状況なのが今の日本の社会の現実なのだ。そんな世の中に生まれてきた君たちはもしかしたらかなり不幸なのかも知れない。

 しかし、少なくともこの現実に立ち向かって君たちは自分の人生を切り開いていかないといけない。これもまた事実なのだ。未来は待っていたら与えられるようなモノではない。高収入ややりがいのある仕事というのは努力の結果得られるモノであり、そうした努力をしないで与えられるのを待っているクレクレ野郎は決してそうした仕事に就くことができずにいつまでも「こんな仕事したくない」と消化不良のままフリーターやニートを続けることになる。なんの技能も持たないままに低賃金で働くワーキングプアの生活に落ち込んでしまう人も多い。多いどころではない。今高校生である人たちのほとんどが将来ワーキングプアにされてしまうのが、実は今の大企業のトップの連中が考えている未来の社会なのだ。連中はそうすることが日本企業の成長を支え、自分たちの高額報酬を守る手段だと勘違いしているから困ったモノだ。

 教室で熱心に授業に集中してる生徒がいる一方で、起きてるのか寝てるのかわからないような状態のろくに授業内容を理解していない生徒もいる。試験の時だってていねいに問題を読んでから解き始める生徒もいれば、ろくに問題を読まずにいいかげんに解答する生徒もいる。そうしたやる気のない生徒たちに共通するのは「受け身」であることなのだ。彼らは自分の成績が上がらない理由を「授業が面白くない」「教師がへたくそ」「学校が悪い」などと自分の外側に求める。自分がろくに予習もしない宿題もしないし、授業中も隣の生徒とおしゃべりしてるし、ときどき居眠りしているなんてことを棚に上げてできないことを自分の責任であると自覚できない。それでも大学生になりたいなどと思ってるわけで親にゼニを出してもらって予備校に行く。そんなヤツははっきり言って大学に行く価値はないとオレは思うのだが、とりあえずそういう生徒が大勢いるから河合塾や駿台という大手予備校はビジネスとして成り立つのである。「受け身であるが故に現役で大学に入る力をつけられなかった・・・」多くの受験生のために予備校は存在する。受験勉強なんて参考書や問題集があれば自分でできる。本代に模擬試験代だけならせいぜい年間数万もかからない。それなのに50万も100万もかけて予備校に行く者たちが大勢いるのである。

 塾はいらない。オレははっきりそう思っている。勉強は自分一人でできる。それなのになぜ大勢の高校生が塾に行くかというと、彼らは小学生の時からそうしていたのであり、それ以外の勉強のスタイルを知らないからである。彼らは受験勉強という世界にデビューしたときからすでに受け身だったのだ。


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12月19日(水)
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