ID:41506
江草 乗の言いたい放題
by 江草 乗
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■丸川珠代、おまえは恥を知れ!
 参議院選挙の東京選挙区に自民党の公認候補として出ていた元女子アナの丸川珠代は東大経済学部卒、2003年には「ダマされるな!―目からウロコの政治経済学 (Keiブックス)」という本を経済学者の金子勝氏と共著で出している。その本がどれだけ売れていてその印税がどれだけあったのかはわからないが、少なくとも丸川珠代にはテレビ朝日からもらっている給与所得以外の所得があったことは確かである。その場合は確定申告する必要が出てくる。またその給与所得にしても、一定の金額を超えるとサラリーマンであっても確定申告しないといけないわけで、彼女がどの程度の給料をもらっていたのかわからないが、少なくとも税金を払わなくてもいいほど薄給だったということはありえないのである。

 さて、確定申告をするとどうなるか……ということだが、オレも給与所得以外に株式投資の所得があるので毎年申告しないといけないのである。その結果どうなるかというと、市役所から住民税(市民税+府民税)の納付書が送られてくるのである。これはたぶん所得税の金額に基づいて決まった地方税の金額を、居住地の市役所が取り立てるために送ってくるわけである。ところが居住地がどこかわからなかったら、送ることは出来ない。住民登録しているからその居住地に住民税を納付するのではないか。

 その昔、竹中平蔵というオッサンは住民税を納めないようにするためにマジックを駆使した。彼は慶應義塾大学助教授であった時期の1993〜1996年、日米間で小刻みに転居を繰り返して1月1日はいつも米国に居住していることになっていた。この1月1日というのは課税の基準になる日である。地方税というのはこの日に住民登録している人に対して自治体が取り立てることになっているのだ。住民登録をしていなかったら徴収することはできない。この方法で竹中平蔵は4年分の住民税を免れたわけである。しかしこれは脱税ではない。合法的な節税の方法である。日本に滞在して得た収入に対してはその滞在していた自治体に住民税を払う。ところがその自治体が「住んでいる」という事実を捕捉できないわけだから、納付書も届かず脱税にも当たらないわけだ。請求されもしないものをわざわざ払う義務はないということになるのだろう。

この竹中平蔵というオッサンが犯罪者や詐欺師、痴漢だったら別になんとも思わない。ただ卑怯なヤツだなと思うだけである。オレが株式投資だけで喰ってるギャンブラーで世界を飛び回っていれば同じような卑怯な手を使うだろう。ところがこのオッサンは大臣だったのである。高額所得者の義務として本来納めるべきものを、卑怯なマジックを駆使して払わずに済ませた卑怯者という点で、こいつには政治に関わる資格などなかったのではないかとオレは思うのだ。

 さて、ここにもう一人丸川珠代という日本に住んでいながら日本に住民登録をしていなかった卑怯者がいる。彼女は「届けを出すのを忘れていた」と主張するがそれは真っ赤なウソだ。そしてオレはそういうウソが平気で言える人間は基本的にろくでもない人間だと思う。住民登録をしていないから2004年の衆院選もこの春の都知事選も、選挙権はないので投票券は送られてこない。彼女が「投票したいのになぜ投票券が送られてこないのだろう」という疑問を感じれば、そこで問い合わせれば住民登録が完了していなかったことがわかる。そういう問い合わせを行わなかった理由ははっきりしている。「わざと届けを出していない」からである。おそらく今回自民党から立候補するという話がなかったらそのまま5年でも10年でも出す気はなかったのだろう。それが立候補の話が出てきてあわてて住民登録したのである。もちろん登録してから3ヶ月経たないと選挙権の行使が出来ない。もう少し早くやればよかったわけだが、3ヶ月前にはまだ自民党から打診されていなかったのかも知れない。東大出にしてはおそるべき失態である。


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07月30日(月)
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