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江草 乗の言いたい放題
by 江草 乗
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■ぼったくり家主を撲滅せよ!
 今日本には空き家が700万戸存在するという。人口が減少してるのに新しいマンションがどんどん建ってニュータウンが開発されるものだから、古い家が住む人もなく放置されていたり、ほとんどが空き家となったURの賃貸住宅が存在するという状況なのである。だったら適正家賃まで値下げしてくれたらよさそうなものだが、なぜか家賃は高止まりを続けていて、家主どもはぼったくり家賃の恩恵を被って不当なまでに高額の収入を得続けてるのだ。もちろんすべての家主がぼったくり家賃をとる悪徳家主であるとは思っていない。中には良心的な家主もいるだろうし、逆に平気で家賃を踏み倒す横着な入居者が存在することも事実である。入居者の快適のために老朽化したアパートを立て替えようとしても、わずかに残った居住者が法外な立ち退き料を要求するために思うにまかせない方もいるだろう。良心的に賃貸住宅を経営されてる方から見れば反論したくなる部分もあるだろう。それはオレも十分承知している。

 オレはすべてのものの価格は需要と供給の関係で適正に決まるのが資本主義社会のあるべき姿だと思っている。家賃収入というのは言わば不労所得である。今の世の中のおかしさというのは景気が悪くて通常の労働の対価としての勤労所得がどんどん減少してるのに、働かない連中が手に入れる不労所得がちっとも減らずにそのままであるということなのだ。こんな不公平をオレは断じて許すわけにはいかない。

オレがまだ学生だった頃、京都では敷金以外に礼金という仕組みが存在した。(今もまだあるかどうかはわからない。)退去時に戻ってくる敷金以外に、家賃の3〜4ヶ月分にあたるような金額の「礼金」という謎のゼニを請求するのである。ところが契約書にはその金額は記入されていない。ところが部屋を斡旋する不動産業者のところでは「家賃○○円、敷金○○円、礼金○○円」とちゃんと記されている。この礼金というのはその存在が書類の上に残らない、言わば家主にとっての裏金みたいなものであり、全額脱税できる(というか税務署が把握できないから当然である)ゼニだったわけである。

Wikipediaでは礼金についてこのように説明される。

 礼金(れいきん)というのは、主に関東地方の賃貸人や不動産が賃料のほかに求める、一回払いの料金である。礼金の合法性は議論のある問題である。礼金は関西地方で敷引とも呼ばれる。
 礼金は、地方から大都会(東京)に一人できた単身赴任・学生等の保護のために、上京した人の親戚が東京の下宿などの大家に払ったお金だった。上京する人は普通大都会に他に知り合い・親戚がいない人で、地元の人はいざとなるときの心配で、大家に、面倒を見てもらうように、“前もっての感謝”の意味で、お金を払った。その“お礼”の感謝から、礼金と呼ばれるようになった。言い換えれば、礼金を受け取る大家は、“これから借家人の面倒を見てあげる”という義理の約束をした。
 地方(北海道、東北)では礼金の習慣がないのは、地方内で引っ越しても普通の距離は“心配する”ほど大きくないから、とも思える。

 この項目の中の「関西では敷引と呼ばれる」というのは明らかな間違いだろう。だって礼金は入居するときに払うのだが、敷引は退去時に敷金から差し引かれるゼニだ。そして「主に関東地方」とあるが、東京と京都に特徴的な習慣であり、両者の共通点は「学生に対する賃貸が多い」ということである。更新料もそのことに関係するのだ。礼金というのはこのように古き良き時代の名残として残存するものであり、かつてはそうした意味合いがあったが、今はただの弱いものイジメのぼったくりシステムに過ぎない。


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04月14日(土)
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