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江草 乗の言いたい放題
by 江草 乗
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■ロスケはやはり卑怯だぜ
暴言日記セレクションを更新いたしました。ジャンルごとにわけてあるので興味のある分野を時間のあるときにお読みになってください。
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サハリン2プロジェクトから日本企業が締め出されてしまい、ロシア国営企業ガスプロムがその分の利権を奪い取ってしまうできごとがついこのあいだ起きたばかりだが、ロシアのような国家が世界のエネルギー資源を支配しているという状況はろくなことがないのである。欧州でもこんなことが起きてるじゃないか。まずロシアとその隣国ベラルーシの間の騒動だ。2006年1月にロシアはベラルーシ向けの天然ガスの供給をいったんストップするという暴挙に出たが、またしても供給停止をちらつかせながら値上げを要求してきたのだ。1月2日にはとりあえず両者が歩み寄って1000立方メートルあたり46.68ドル→100ドルの値上げで合意した。以下はアサヒコムにあったその記事である。
天然ガス価格、ぎりぎりで合意 ロシアとベラルーシ 2007年01月02日20時36分
ベラルーシは31日夜、ロシアの政府系天然ガス独占企業ガスプロムと、1000立方メートル当たり46.68ドルだったロシア産天然ガスを07年から100ドルに値上げすることで合意した。交渉期限だった1日午前0時の2分前の合意だった。ロシアは06年1月にウクライナへのガス供給を停止したが、今回はベラルーシへのガス供給の停止は回避され、欧州に影響が出る事態はぎりぎりで避けられた。
ロシアは、連邦国家をつくるなど旧ソ連内で最も密接な関係にあるベラルーシに、天然ガスをロシアの国内並みの優遇価格で供給してきた。今回の合意は、ロシアが経済について連邦国家に基づくベラルーシとの統合路線を見直し、通常の国家間関係へ移行を始めることを意味する。独裁的なルカシェンコ大統領に率いられてきたベラルーシの将来的なロシア離れにもつながりそうだ。
合意によると、ロシア産ガスのベラルーシへの供給価格は08年以降も段階的に値上げされ、11年に欧州向けの水準(07年で1000立方メートル当たり293ドル)となる。ガスプロムは当初、1000立方メートル当たり200ドルへの値上げを要求していた。
値上げの一方でガスプロムは、ベラルーシ国内に天然ガスを供給するパイプライン運営会社の株の半分を今後4年間で総額25億ドルで購入する。またロシア産天然ガスのベラルーシ領の通過料も値上げされる。これらは、ガス値上げによるベラルーシの負担増を部分的に埋め合わせるが、一時的な効果しかない。パイプラインも、欧州への幹線はすでにガスプロムの管理下にあり、ロシアの支配がさらに進む。
ロシアは、ベラルーシに供給する石油の価格にも巨額の輸出税上乗せを打ち出し、交渉が続いている。ルカシェンコ大統領のもとでベラルーシの経済は、国有企業が多く社会主義色が濃厚で非効率なシステムを温存しながら06年には国内総生産(GDP)で9.5%の伸びを示した。その支えだったロシア産エネルギーの値上げは、短期的に大きな打撃となる半面、市場化に向けた改革を促す可能性も持つ。
ガスの値上げ合意を受けてルカシェンコ大統領は1日、国民への新年のあいさつで「国は困難なイバラの道に直面している。主権を強化して国を維持するには、我々自身が経済の新しい現実のもとで働くことを学ぶしかない」と強調した。
資源をほぼ100%ロシアからの輸入に頼るベラルーシにとって、今回の値上げはかなりの打撃である。しかも値上げは将来も段階的に予定されており、かなり国民生活が苦境に立たされるのは確実だ。そのロシアのやり方に対してベラルーシはこんな対抗措置に出てきたのである。つまり、現在ベラルーシを通過しているドイツやポーランド向け石油パイプラインを途中で止めてしまい、石油を輸出できなくしてしまうというやり方である。オレはこのベラルーシの反撃に拍手を贈りたい。そっちがその気ならこっちもやるぞというプーチン大統領へのメッセージだ。その報道は以下の記事である。
欧州向け石油パイプラインを停止 ベラルーシ 2007年01月08日21時32分
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01月09日(火)
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