ID:41506
江草 乗の言いたい放題
by 江草 乗
[18828724hit]

■核シェルターが人気なのだ!
 昨日の日記「群馬大学をいますぐ廃校にせよ」を一部修正加筆しています。ぜひ再読をお願いします。

 北朝鮮の核実験で多くの人が「あの国なら本当に日本に向かって核ミサイルを撃ち込むかも知れない・・・」と恐れたわけだが、恐れた人の中には本当に核シェルターを購入して自宅地下に設置する人まで現れたのである。核攻撃を受けても、直撃弾でない限り安全が保証されるというすぐれものである。神戸市垂水区でこの型の地下核シェルター建設などを手がけている「織部精機製作所」には、この夏以降、モデルハウスの視察や問い合わせが急増しているという。

 この会社では放射能汚染された空気を浄化して取り込むスイス製換気装置(大型170万円、小型38万8000円)の輸入販売のほか、こうした設備を使用したシェルター一式の建設を請け負っているという。神戸市須磨区にはモデルハウスも用意されていて広さ約50平方メートルだからかなり狭い目のマンションくらいなんだが、厚さがなんと約50センチもあるコンクリート壁に囲まれていて、換気装置、防爆ドア、酸素濃度測定器、室外に脱出する緊急脱出口などが備えられている。水道や電気、トイレは、タンクや簡易式で対応していて、気になる建設費は家庭用なら1000万円程度からになるという。

 この核シェルターを地下50p程度に埋めておいてその中に避難すれば、広島級原爆が投下されたとしても爆心地から一定の距離(約660m)をおけば大丈夫だという。地上の残留放射能が大きく減少するまでには2週間ほどかかるということだから、その期間だけをシェルター内で安全に過ごせるなら、かなり生存の確率が高まるということだ。またこれだけ頑丈なシェルターなので核戦争にしか使えないというのではあまりにももったいない。ちゃんと地震にも十分に耐えられるだけの強度があるのだ。核シェルターなんか扱ってる業者はほとんどないため、この「織部精機製作所」には北朝鮮のミサイルが日本海に落ちた7月以降急増していて、すでに契約が成立したのは18件もあるという。

 さすがに「放射能除去装置」(そういえば、そんなものが『宇宙戦艦ヤマト』に登場していたなあ。)までは作れないので、実際に戦争が始まった時に自分が生き延びるための準備をみんなが意図してるわけである。オレの心配はただ一点である。時の為政者たちが自分たちの自宅だけは核シェルターで防護するから大丈夫だと安易に戦争を始めてしまいそうでならないのである。残念ながら我が家には核シェルターを作れるだけの庭の広さが足りないので残念である。北朝鮮を批判することばかりコラムに書いていれば目をつけられて当然である。「こんな無礼なヤツのところに核兵器を使用しろ!」という理由からオレをミサイルが狙うのなら、巻き添えを食らう隣人たちがかわいそうなのだが。

↑エンピツ投票ボタン。押せば続きが読めます。登録不要です。←ランキング1位のきっこのブログが目標です。クリックにご協力ください。
11月08日(水)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ

[4]エンピツに戻る