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江草 乗の言いたい放題
by 江草 乗
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■もうすぐ酸性雨が日本を破壊する!
言いたい放題ベストを更新して、10月分を追加しました。ぜひごらんになってください。江草ファンのお約束もよろしく
中国からやってくる黄砂がせっかく洗車したオレのFTOをどろどろにするのはいつものことだが、どうやらその程度じゃ済まない恐るべき贈り物が中国からやってきそうである。それは酸性雨だ。この原油高の中、中国では火力発電に使用する燃料を石油から石炭に大幅にシフトしてきたそうである。石炭を燃やせば大気中に大量の汚染物質が排出される。もちろん環境意識の低い中国の電力会社が、脱硫装置など付けるわけがなく、大気汚染に関する政府の規制もなく、その結果工場は煤煙をまき散らし廃液を川にそのまま流し続けるわけである。
問題はそれだけではない。これから中国では本格的なクルマ社会がやってくる。もしも10億人民の半数がクルマを所有したら5億台だ。それだけクルマが売れる!とノーテンキに喜んではいけない。アメリカよりも多いクルマが排出する排気ガスはそのまま偏西風に乗って日本に飛来する。そして日本列島の豊かな森林を完膚無きまでに破壊することになるのだ。このまま何も手を打たなかったら間違いなくそうなる。
さて、日本はこの将来の森林破壊に対してどう対処するのか。中国のモータリゼーションを前提として対策を立てるならやはり、徹底した低公害車を普及させるしかない。中国のクルマがすべてハイブリッドエンジンを搭載したトヨタ・プリウスや、排ガスを出さない電気自動車ならば大幅にCO2排出量も大気汚染も抑えられることになり、日本の豊かな森林は守られるのである。しかし、そんな好都合に物事が運ぶだろうか。日本でそうであったように、中国で高価な日本車が人民に広く普及するとは思えないのである。
まず普及するのは中国製のさまざまな性能の劣った、おそらくはかなり汚染のひどい排気ガスをまき散らすクソみたいなクルマだろう。それが低価格を武器に中国全土を覆い尽くしたとき、日本の森林はもう死に絶えているかも知れない。もはやそれを防ぐ術はないのか。どうすれば日本の美しい自然を守れるのだろうか。まさか大きなエアカーテンを作って酸性雨が日本の上空に侵入しないようにするわけにもいかない。そうすると実現可能性のある対策は、中国にモータリゼーションを起こさせないということになる。
モータリゼーションが起きるということは中国が経済発展して国民が豊かになるということである。それを阻止するということはつまり、中国経済をめちゃくちゃに破壊して恐慌を発生させ、クルマを買う余裕などない状態にしてしまうということである。そんなことは可能なのだろうか。かつて日本で経済が大きく停滞した時期というのは二度ある。オイルショックとバブル崩壊だ。オイルショックの方はこの原油高の中でもさほど中国はダメージを受けていないようだから望み薄である。そうなるとやはり日本のバブル崩壊のような現象を、中国で発生させればいいのである。どうすればいいのか。
オレには秘策がある。それは日銀が中国株に対して仕手戦を仕掛けるという方法だ。日銀が紙幣を刷りまくって作った300兆円くらいの資金で中国株の先物を買いまくって値上がりさせ、中国の人民に「株は儲かる」と思わせて誰も彼も狂ったように投資にゼニをつぎ込むように、借金までして株を買いあさるようにさせるのである。がんがん値上がりさせるのだ。それを2年くらい続けて株価が10倍くらいになるようにして、そこで売り崩すのである。世界の投機マネーがこぞって中国株を買い、そして十分に上がってから一斉に売りに回ることでバブルを崩壊させるのだ。
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10月30日(月)
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