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江草 乗の言いたい放題
by 江草 乗
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■がんばれ東京スター銀行!
 オレは銀行ATMを利用するとき、必ず自分の口座のある三菱東京UFJのATMを利用する。オールワンという口座にしているので時間外や休日の手数料が完全に無料だからだ。幸いオレの通勤する経路上にはこの三菱東京のATMの設置されている場所が4ヶ所も存在し、そのいずれにも簡単に立ち寄ることが出来る。それで全く不便は感じていないのである。コンビニに設置されているATMも使ったことがない。そんなところで余計な手数料を払いたくないからである。

 この手数料の仕組みだが、たとえばオレが自分の持つ三菱東京UFJのカードを使ってりそな銀行のATMで引き出したとする。するとオレは105円の手数料を支払うことになるわけだが、このオレが支払った手数料105円以外に、りそな銀行はオレの本来の預金先である三菱東京UFJからも105円のATM使用料を受け取る。つまり210円もうかるわけだ。他行のカードを持つ人間が自行のATMを利用してくればしてくれるほど銀行は儲かるようにできてるのである。世の中にはオレのように105円を惜しむケチな人間ばかりがいるわけではない。気前よく手数料を払いまくる太っ腹な金持ちも多いのである。

 それにしてもこの210円という金額はでかい。はっきり言って銀行はたかが手数料なのにぼったくりすぎである。人間が時給いくらで働いてるわけではない。機械がゼニを出し入れしてくれているのである。それなら半額にしても十分にやっていける。というわけで東京スター銀行は、この他行カード所有者が自行ATM利用時に徴収できる合計210円を半額の105円にするという値引き策を実行したのである。具体的に説明すると、ATM利用時に発生する利益を

「利用者から105円+他行から105円=合計210円」
      ↓
「利用者から0円+他行から105円=合計105円」

 というふうにしたのだ。一回ごとに入ってくる手数料は半分になるが、利用者が増加すればその分手数料収入は増えるということである。

 さて、利用者から見れば105円の手数料がかからないということで、東京スター銀行を積極的に利用することになる。東京スター銀行のATM利用者が増えるということは、その分他行のATMを利用する人が減るということになり、東京スター銀行だけが手数料収入を多く稼げることになるわけだ。なかなか賢い戦略である。

 それに対して、三菱東京UFJがいちゃもんをつけてきたのである。利用者の手数料を無料にするのはケシカラン!というわけだ。もちろん東京スター銀行にも言い分がある。弱小銀行には弱小銀行なりの戦略があるわけだし、三菱東京UFJのATMで東京スター銀行のカードが使用されたときはその分手数料を支払っている。だから「お互い様」だという主張だ。もちろん実際は有料の所と無料の所では利用率に大きな差ができるのでこの「お互い様」という理屈は破綻してるわけだが、それでも東京スター銀行は、メガバンクに対してケンカを仕掛けたのである。

 さて、三菱東京UFJはここで、東京スター銀行に対してATMを相互利用する契約を10月1日から解除すると言い出したのである。それだけではない。他のメガバンクもこれに追随する動きを見せているのである。なんということだ。せっかくぼったくり手数料を是正すべく(と言えば聞こえがいいが、実は自行だけ薄利多売の手数料で稼ごうというせこい戦略)立ち上がった東京スター銀行が、大手の圧力の前につぶされるのである。弱いものいじめである。これは利用者の側としてはなんとしても阻止しないといけない。残された時間はあと10日あまりしかないのである。オレは三菱東京UFJのカードをいちおう持っているが、この問題に関しては東京スター銀行の味方だ。


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09月18日(月)
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