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江草 乗の言いたい放題
by 江草 乗
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■ヘタクソドライバーは日産車を買え!
家の近所のダイエーやイズミヤ、ジャスコなどの駐車場にクルマを置くときは気を使う。特にその中でも一番開業の古いダイエーの場合、駐車場の一台あたりのスペースが狭いので特に神経を使う。自分の両側に運転のへたくそなヤツが駐まることが怖いからだ。そういうドライバーの場合、同乗者もまたヘタクソというか無神経というか、降りるときにカバンの金具や服の金ボタンで隣のクルマをこすっても全く平気である。そういうわけで小さなすり傷がボディにできてしまうのである。クルマを出すときに隣のクルマのバンパーをこすっていくくらいは日常茶飯事である。オレはこれまでに何度かそういう当て逃げ被害に遭って、気分は悪いが仕方なしに自分のゼニで直したのだった。
ヘタクソの隣に置かないようにするためにはヘタクソの乗る車を事前に見抜かないと行けない。ヘタクソのクルマはすでに傷が付いている。それを放置してるのは、直してもまたぶつけるとあきらめてるからだ。ということで傷やへこみをそのまま放置しているクルマは要注意だ。あと、安物のクルマも避けた方がいい。ヘタクソを自覚する人は決してフェラーリやカウンタックには乗らない。そんなクルマで傷を付けるわけにはいかないからだ。たいていヴィッツやマーチ、デミオやフィットという最小クラスの普通車か軽自動車、でかいクルマを欲しがるヤツは中古車で買った低年式のマークUやスカイラインに乗っている。
それでもワックスをきちっと掛けてきれいにしているクルマはまだ安心だ。いつ洗車したのかという汚れ方で、何カ所も傷つき、その上車体が変形して閉まらなくなったトランクをガムテープで止めてあるようなクルマの隣には決して自分のクルマを置いてはならない。
ところが世の中には、繊細な性格であってもとにかく不器用で、いくら気をつけて運転してもクルマを何かにこすってしまう哀れな人々が居る。そんな不幸なヘタクソドライバーにとって画期的な技術が今回開発されたのである。日産自動車は12月2日、洗車などで生じる自動車ボディーの浅い擦り傷を自然になくす塗料「スクラッチガードコート」を開発したと発表した。
これは傷そのものが付きにくく、生じた傷も真夏の炎天下では、どんな色の車体でも1時間あればほぼ元通りになるという。まるで傷口が自然にふさがる人間の皮膚である。オレみたいに傷が付くからと洗車機を嫌い、ガソリンスタンドの店員の無神経な洗車の仕方をもっと嫌い、ひたすら自分のクルマを手洗いする神経質な人間にとって、この技術はその苦労をすべてなくしてくれる夢の実現なのだ。なんてすごい技術なんだ。もちろんこれは世界初である。
その仕組みだが、4層になっている塗装の最表面に塗る塗料に、弾力性のある特殊な樹脂を配合。熱で塗料が柔らかくなることで復元を促進して傷が消える仕組みだという。気温が高いほど復元が早いのだが、極寒の真冬の北海道でも日なたに置けば1週間ほどで傷が元通りになるという。
ハイブリッド車の開発ではトヨタに完全に遅れをとってしまい、結局ハイブリッドシステムのエンジンをトヨタから購入して搭載することを決めた日産は、あくまでも自社開発に拘っているホンダと対照的である。今回の塗装に関する技術が、走りの性能を高めるという自動車の本質的部分ではなくて、いかにも日本人の妙な潔癖さに由来するものだったということも考えれば面白い。
その昔、ゴーン社長は日産自動車の配当を一株あたり40円にすると公約した。12月2日現在の株価(終値)は1230円である。一時は1300円台半ばまで上昇しながら、今は押し目を作って調整中である。この公約が本当に実現できるなら、自動車株全体の中で出遅れと言われる今の株価も、配当利回り2%くらいに相当する2000円くらいまでは上昇していくだろう。日産自動車が再び快進撃するために、株主のオレとしてはこの技術が市場で高く評価されることを期待してるのだ。
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12月05日(月)
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