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江草 乗の言いたい放題
by 江草 乗
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■こんなにワイセツな芥川賞はだめだ!
 金原ひとみの「蛇にピアス」を読んだ。1200円だ。こんなに薄っぺらですぐに読めるものが1200円もするというのも許せないのだが、値段だけでなく内容も許せない。このようなものが書店に大量に並べられてることは不謹慎きわまりないのである。単行本の43ページから少し引用するとこうだ。

 「お願い、早く入れて」
うっせーな、シバさんは私の腰を高く上げるとマンコに唾を吐き、また指で中をグチャッとかき混ぜるとやっとチンコを入れた。初めからガンガン奥まで突かれ、私の喘ぎ声は泣き声のように響いた。気づくと本当に涙が流れていた。私は気持ちいいとすぐに涙が出る。満たされていくのが分かった。シバさんは突きながら私の手首を縛っていたベルトを外し、私の手が自由になると勢い良くチンコを抜いた。抜かれた瞬間、また一筋涙がこぼれた。シバさんは私を上に乗せ、私の腰をつかんで揺さぶった。マンコ一帯がシバさんの肌と擦れて痺れていた。

 これが芥川賞作品のなのである。エロ小説の代名詞であるフランス書院文庫や富士見ロマン文庫の作品ではない。書店に平積みにされ何十万部と売れていて、中学や高校の図書館にも配架されている本なのである。実はこのように過激な内容だったのである。

 そこにはオレが普段目にしない謎の単語が二つ存在した。「チ○コ」と「マ○コ」である。さっそく広辞苑で確かめてみた。まず「チ○コ」からだ。これはすぐに見つかった。ちんこ……@体の非常に小さい人。こども。A(幼児語)陰茎。ちんちん。ちんぽこ とある。そうか、Penisのことだったのかと妙に納得し、今度はもう一つの語をひいてみた。ま○こ・・・広辞苑のどこにもその単語はない。まんげん【漫言】の次はまんご【漫語】となっている。どこにもま○こはない。マンゴーやマンゴスチンは載ってるのだが、どうも関係はなさそうだ。もしかしたら百科事典に載っているかもと思って調べてみたら、まんこ【漫湖】をやっと発見した。どうして性行為の時にわざわざ沖縄まで出かけて唾を吐くのか、ぼくには全く意味不明だった。

 それにしてもこんなに露骨に性行為を描写した作品は、芥川賞ではなく発売禁止処分こそふさわしいとオレは思うのである。あの偉大なる文豪、森鴎外は「舞姫」の中で、主人公太田豊太郎が恋人のエリスと結ばれる場面をこのように描写している。

「嗚呼、詳しくここに写さんも要なけれど、余が彼を愛づる心の俄に強くなりて、遂に離れ難き仲となりしはこの折なりき。」
 
 別にチンコやマンコという卑俗な語を使わなくても、こうしてちゃんと性行為は描写できるのである。この格調の高さこそが真の文学作品なのである。「チンコ」なんて幼児語を使っていてはとうてい駄目なのである。文学作品に使うのなら「肉棒」「魔羅」「怒張」「如意棒」「暴れん棒将軍」などの語で遠回しに書く工夫をすべきであった。もしも金原ひとみがこれらの語を思いつかなかったのだとしたら、そんなに語彙力が貧弱な作者に芥川賞を与えた選考委員の見識が疑われるのである。




02月18日(水)
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