ID:41506
江草 乗の言いたい放題
by 江草 乗
[18846348hit]
■橋下徹とヒトラーの類似について
「あいつらの給料が高いのは許せない」という大衆の怒りは、国会議員や政治家、そして労働者を労働資源としか考えていない大企業の経営者に対してこそ向けられるべきである。本来は連帯し合わないといけない大衆の中で嫉妬したり仲間割れしたりしてどうするのか。
教育の問題は教員だけの責任ではない。今もっとも道徳を問われているのは政治家ではないのか。総理大臣が国会で堂々とウソをつき、知ってるはずのことを「記憶にありません」と答えている。国会議員は常に保身しか考えず選挙で当選することだけを目的としている。こういう連中が国政を動かしてるという状況でどうして教師は生徒たちに道徳を説くことができるだろうか。大人たちの社会でいじめやパワハラが横行しているのに、どうして学校で教師が「いじめをしてはいけません」と言えるのだろうか。
橋下氏の扇動に乗せられ、「だから今の教育はおかしい」と安易に同意してしまう人たちに対してオレは言いたい。おかしいのは正義や正論が通用しなくなった今の政治状況である。現場で疲弊している教員たちをスケープゴートにしても何も変わらない。大阪府の公務員の給与が減らされ、教員の給与も減らされた結果教員採用試験の倍率は低下し、病気や過労で休職した教員の補充は非正規雇用で穴埋めされるようになった。ボーナスも支給されず、将来の保証もない非正規雇用の教員に多くの責任が負わされてるのである。
橋下氏の「教員叩き」と、ヒトラーの「ユダヤ人排斥」はどちらも社会にスケープゴートを作って多数派の支持を得るという点で同種のものである。労働者たちが「おまえらの給料は高すぎる」と足を引っ張りあい、仲間割れすることで誰が得をするのか。それは企業経営者である。みんなの給料を上げるために連帯すべきなのに、そこで足を引っ張りあってどうするのか。
学園紛争で東京大学の入試が中止になった昭和44年、東京大学の安田講堂にはこのような落書きが残されていたという。
「連帯を求めて孤立を恐れず、力及ばずして倒れることを辞さないが、力尽くさずして挫けることを拒否する」
オレは連帯したい。生徒のために必死で働いて教育現場で苦しんでいる人たち、非正規雇用でワーキングプアに苦しむ人たち、そして今の理不尽な社会を変えようとして頑張っている人たちと。
←1位を目指しています。ちょっと下がってきて焦っています。
01月05日(土)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ
[4]エンピツに戻る