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江草 乗の言いたい放題
by 江草 乗
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■おめでとう山本昌
 その昔、「野球狂の詩」という水島新司の漫画の中で「岩田鉄五郎」というよぼよぼのじいさん投手が活躍していた。50代でも現役を続け、へろへろ球を投げるその姿は「こんなこと現実にはあり得ないだろう」という意味で面白かったのである。しかし、実際に50代を目前にした現役選手がいて、しかもちゃんと(阪神には)通用しているということを考えれば、その漫画の中の世界のこともなんだか現実に起きそうな気がしてくる。

 阪神打線は絶対に山本昌に勝たせてはならなかったのである。今季の優勝をあきらめた中日が、引退の花道を飾らせるためにお情けで先発させた山本昌を阪神は意地でも打ち込まないといけなかったのである。なにしろ阪神は優勝争いをしているのである。絶対に勝たないといけないのだ。中日は別にここで勝つ必要などないのである。だから山本昌を出せるのである。

 しかし、阪神は負けた。打って打って打ちまくって「もうあんたの時代はとっくに終わっていたんだぜ!」とボコボコにしてやらないといけなかったのに、5回を散発の5安打0点に抑えられて負けたのである。オレは思った。もしも対戦相手が阪神ではなくて大阪桐蔭高校だったならば、もしかしたら山本昌はたちまちKOされていたかも知れない。昔よく大阪では「阪神はPL学園よりも弱い」ということが言われた。今はきっと「大阪桐蔭よりも弱い」はずである。

 昨年のドラフトで大阪桐蔭の森友哉捕手を阪神は指名しなかった。キャッチャーで4番の打撃が期待できるというのは10年に一度の逸材である。今、プロ野球界には巨人の阿部慎之助しかそういうポジションの選手はいない。しかし、暗黒大魔王の中村負広はなぜか森友哉を指名させず、広島との一位指名重複にも敗れて結局は岩貞というふつうの投手を一位で獲得した。阪神のドラフト1位投手でまともに活躍したのはここ10年では藤浪晋太郎くらいである。他はたいていハズレである。岩貞もドラフト一位らしい働きをしているとは言えない。なぜ働かない選手を集めるのか。それが中村負広の使命だからだ。「チームを弱くしろ!」という秘密指令がオーナーから下されてるのかも知れない。あのイチローが活躍していたオリックスをダメにしたことからでその手腕は誰もが知るのである。

 阪神の今季の戦いは終了した。オレは今ここで終戦を宣言したい。そして山本昌には敵ながらあっぱれと言いたい。どうか来季も、その先もずっと現役でいてくれ。これからおそらくはずっと続くだろう第二期暗黒時代の阪神の天敵として、ずっとオレに悔しさを味あわせてくれ。

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09月07日(日)
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