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江草 乗の言いたい放題
by 江草 乗
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■オレは「明日ママ」を擁護する
 児童福祉施設の方々は「明日、ママがいない」を観て、「そんなことありえないだろ!」とテレビの前で番組内容にツッコミを入れながら観ればいいのである。そうして純粋にドラマの面白さを楽しみつつ、そこに込められたメッセージを理解し、もしもそこから学べるような事実があれば参考にすればいいのである。ただそれだけのことだ。どうしてあのドラマを全否定するのか。オレのようなひねくれた人間は「そんなに抗議すると言うことはもしかして何か都合悪いことでもあるからなのか?」と言いたくなるのである。ネット上にある意見を読むと、このドラマを批判してるのは主に児童福祉施設の関係者(職員や経営者)であり、施設出身者はむしろ好意的にとらえてるというのも興味深い。私の憶測はもしかしたらはずれていないのかも知れない。

 生まれてすぐに親の都合で施設に入れられる子どもたちは大勢いる。しかし、施設に入れられずに親の元で虐待されて殺されることと比べてどちらが幸福だろうか。我々は現実の悲劇から目を背けてはならないのだ。ドラマを放送中止にしてしまうことは簡単だ。しかしそれでは目の前の現実に対して何の解決にもならない。どんな誇張された形であれ、このような世界が社会の中に存在し、そこで元気にたくましく暮らす子どもたちがいるということを社会は認知すべきではないのか。

 まともに子どもを育てられない親からは子どもを取り上げるべきだとオレは思っている。子どもは国家の未来を支える宝だ。だからそういう子どもたちは国がきちっと面倒を見て、児童福祉施設の方がしつけもちゃんとできてるし、勉強もできる子が多いというふうに変えていかないとだめだ。児童福祉施設に対してネガティブなイメージでとらえるのではなくて、そこが理想の子どもを育ててくれるパラダイスであり、日本の将来の希望につながる世界だというふうに変えていかないとダメだとオレは思ってるのだ。くだらないダメ親なんか捨てて、よりよい自分を見つけるために子どもたちが率先して施設に入ることを希望するような価値観の転換が起きればいいとオレは思っているのである。

 親がいないことは不幸なんかじゃない。本当の不幸はくだらない親がいるということなんだという強いメッセージを番組が発信するとしたら、それに対して大人たちはどう答えるのか。子どもを炎天下のクルマの中に置き去りにしてパチンコに熱中したり、幼い子どもを部屋に閉じ込めて餓死させて自分は男と遊び歩く母親がこの世には現実に存在する。そうした実際に起きた事件の無残さと比較して、ドラマ「明日、ママがいない」で描かれる施設の子どもたちの日常はオレにはきわめて牧歌的なものと映ったのである。


児童福祉施設出身の方が漫画家になって、施設のことを書いた作品である。

いつか見た青い空 (ウィングス・コミックス)

児童虐待に関するコミック

凍りついた瞳 (YOU漫画文庫)


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01月30日(木)
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