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江草 乗の言いたい放題
by 江草 乗
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■辺野古埋め立てという名のレイプ
政府は22日、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設先となる沖縄県名護市辺野古沿岸部の埋め立て許可を仲井真弘多(ひろかず)知事に申請した。
普天間飛行場移設問題は1996年の日米両政府の合意から18年目で大きな転機を迎えた。沖縄では県内への移設に根強い反発があり、今後は仲井真知事の判断が焦点となる。
申請は公有水面埋立法に基づくもので、防衛省沖縄防衛局の職員が22日午後、県北部土木事務所(名護市)に必要な書類を提出した。埋め立ての工事期間は5年、面積は約160ヘクタールとしている。防衛省は同日、移設先の漁業権を持つ名護漁協と埋め立ての同意書を交わし、併せて県に提出した。
県は今後、地元の名護市長の意見を聴取するとともに、政府が埋め立てに伴う十分な環境保全策を講じているかどうかなどを審査する。県は、知事の判断には6か月半から8か月半程度かかるとしている。
(2013年3月22日22時03分 読売新聞)
サンゴ礁の海を埋め立てるにあたって「環境保全策」なんてものがそもそも意味があるのか。これは女性をレイプするときに「処女性には十分に留意しています」と発言してるようなものである。オレはつくづくあきれてしまうのである。
漁業や農業従事者にとって共通する問題は後継者がいないことである。大学を出ても就職できない大量の若者がいる一方で、後継者がいないために多くの土地が耕作放棄されて荒れ果てている。政府は農業を立て直すのではなく、補助金というゼニをバラ撒くことで人々から勤労意欲を奪い農業をダメにしてきた。つぎ込まれる補助金はちっとも効果を上げてこなかったのである。もっともこの補助金が実は農業を破壊するという目的だったのならば、政府の狙いはみごとに成功したとも言える。アメリカの属国である日本にとって、TPP交渉への参加や国内農業の衰退はすべてアメリカの国益に沿った行為であったことは言うまでもない。
このまま行けば辺野古の海は埋め立てられることになるだろうし、普天間の基地の移転という日米両国政府の悲願は達成されるだろう。現在の普天間基地の場所には工業団地や商業施設が誘致されるのだろうか。そこでも優先されるのはあくまでも「地主たちの利益」である。市街地の中心部に基地があるのは危険だ。それを移転させるのはまことに理に叶ったことである。そういうわけで今回のレイプは実に周到に仕組まれているのである。これを阻止する方法はただ一つ、アメリカ国内で環境保護をキーワードにした反対運動を市民に呼びかけることだ。政府にその意志はなく、その運動のために使うゼニもない中ではそんなことが可能なはずがないのだが。アメリカ国内で反日ロビー活動のために巨額のゼニを支出している韓国系の企業とは違い、日本企業は自分たちの利益にならないことには一切協力しない。
辺野古への基地建設は、過疎の村への原発誘致と本質的には同じ現象である。農業や漁業が衰退することに対して政府は無策であった。それはむしろ衰退することを望んでたからである。農村票に支えられている自民党は、この援助交際政策の果てに農村自体が消滅したときにどうするのだろうか。一票の価値を不均衡にするという作戦もそろそろ使えなくなるだろう。
人類が滅亡に向かうカウントダウンの中で、今の日本で起きているさまざまな事象はすべて単なる些事に過ぎないのだろう。原発事故もこれから先もっと致命的なものが起きるに決まっている。中国で原発事故が起きればおそらく作業員は全員逃げ出すだろうからもはや手が付けられなくなって福島原発の何十倍もの被害が起きることは確実である。これだけの事故が起きながら日本政府がすべての原発を廃炉にするという英断をとれないのは、日本がアメリカの属国であり、アメリカの核戦略の中に組み込まれたコマでしかないからである。
レイプされているのは辺野古の漁民だけではない。日本という国家が、アメリカの属国として宗主国に日々レイプされてるようなものである。このような状況の抱える本質的な問題について誰も口にしない。もしも口にすれば巧妙に始末されてしまうのだろう。もしかしたらこの日記を書いているオレが消されてしまうのかも知れない。
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03月24日(日)
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