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江草 乗の言いたい放題
by 江草 乗
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■スマホにひそむ恐怖
このアプリをばらまくための宣伝メール(スパム)は、様々なドメインから送信されている。シマンテックの分析によれば、一部は携帯電話会社のドメインを使ってランダムに送信されているとのこと。他のメールサーバーからのメールであればフィルターを使ってカットしやすいが、携帯電話会社のドメインはフィルターによる除外が難しい。そのために偽アプリの宣伝メールが広範囲に出回っていると思われる。
電話帳を外部に送信する際のデータ。電話番号・メールアドレスを外部に送信している(IPAによる) なお、これらのアプリは、シマンテックで「Android.Ackposts」として検出できるほか、他社のセキュリティー対策アプリでも検出できる。Androidユーザーはセキュリティー対策アプリを導入して、不正アプリの被害に遭わないようにしたい。
対策はインストール時の「アクセス許可」を確認すること
携帯電話の新製品のほとんどは、いまやスマートフォンだ。そのため子供たちが持つファースト携帯もスマートフォンになることが多く、セキュリティー知識がないままにスマートフォンを使うことが多くなってきた。スマートフォンは今までのフィーチャーフォン(いわゆるガラケー)と異なり、自分で守る必要がある。以下の対策を頭に入れておきたい。
対策1:アプリは信頼できる場所からダウンロードする
Androidアプリは、Googleの公式ダウンロードサイト「Google Play」や、各携帯電話会社の公式サイトからダウンロードする。メールやSNSのリンクからダウンロードしてはいけない。また公式サイトで不正アプリが配布された例もあるので、必ず対策2も頭に入れておくこと。
対策2:インストール時に「アクセス許可」を確認し、怪しければインストールしない
アプリをインストールする際に表示される「アクセス許可」(アプリがAndroid端末のどの情報/機能にアクセスするか)に必ず目を通す。不要なアクセス、たとえば個人情報へのアクセスがあれば、怪しいアプリの可能性があるのでインストールはやめる。
対策3:セキュリティー対策アプリを導入する
特に初心者の人は必須。不正アプリをシャットアウトするセキュリティー対策アプリを導入しておく。セキュリティー会社、携帯電話会社が提供している。
以上のことを必ず守って、Android不正アプリの被害に遭わないようにしよう。(ITジャーナリスト・三上洋)
(2012年9月7日 読売新聞)
スマホ持ちの方はたいてい便利なアプリをたくさんインストールしておられるようである。そして、そのアプリがどんなものであるのか、信頼できる筋から配布されているのかどうかについて、ついついチェックが甘くなることもあるかも知れない。
また不正なアプリを配布する側は巧妙に「ダウンロードしたくなるような」機能をうたったものを配布してくるのだが、もちろん本当にそんな機能をつける必要はない。今回の記事にもあるように「未対応で終了」という形で結局なんのメリットもなく、きっちりと情報は盗まれているのである。
スマホから銀行のオンラインバンキングを利用している方や、証券会社のサイトにアクセスして株取引をしている方もいるだろう。その場合に銀行の口座番号やパスワードという情報が抜き取られればどんなに危険か。もはやここでオレが書くまでもないだろう。スマホを使うと言うことはそうしたリスクと背中合わせなのだ。ところがそういう対策が不十分なままに一気にスマホは普及してしまったのである。
最近は「らくらくスマホ」というヤツも出てきて、老人にまで一気にスマホを普及させようとしている。そういうユーザーは犯罪組織にとってまさにカモでしかないのである。これからどんどん情報が抜き取られて銀行口座の有り金すべてを巻き上げられる被害者が続出しそうな気がしてオレは心配なのだ。詐欺師どもにとってゼニを貯め込んでいる老人は格好のターゲットである。どんな方法で誘いこんでゼニを巻き上げるかを連中は今考えている最中だろう。
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09月09日(日)
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