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江草 乗の言いたい放題
by 江草 乗
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■今なぜ金融緩和が必要なのか?
 今必要なのは「やりすぎ」とも思えるような過激な金融緩和なのである。5兆円や10兆円なんてみみっちい規模ではダメだ。一気に100兆円くらいの規模で市場にゼニをぶち込まないとだめなのである。日本政府が本気で金融緩和に乗り出したとなれば、今円を買い上がっている海外の投資家たちはあわてて円の買いポジションを解消するだろう。そうしないと破産するからである。おそらく為替市場にはパニック的な円売りが発生するだろう。

 1ドル=120円あたりまで円安に持ち込めれば、壊滅的な状況だった日本の輸出産業は全て息を吹き返す。円高対策で行われてきた工場の海外移転なども不要になり、国内での雇用が生まれる。日銀が今やってる「忘れた頃にちびちびと」ゼニを出しても効果は埋没してしまうのである。世界中の投資家が驚愕して小便をちびるような過激なことをやらないとだめだ。それをやってはじめて日本は真の経済大国になれるのである。日本政府や日銀が世界経済をコントロールする主導権を握れるのだ。これまで世界各国に舐められてさんざんオモチャにされていた状況を一気に脱して、円が世界の基軸通貨として君臨できるのである。

 せっかくアメリカやEU諸国が円高にしてくれたのである。今こそ絶好のチャンスなのだ。この強い円で世界中の富を買い占めるつもりでゼニをばらまくのだ。直接交換可能になった紙くず、いや人民元と世界最強の円をどんどん交換してやるのだ。中国人が紙くず、いや人民元と交換で手に入れた円は世界中にバラ撒かれるだろう。500兆円が世界を一巡りする頃にはすっかり状況が変化して、ギリシャは危機でもなんでもなくなっているはずだ。

 白川日銀総裁には功名心はないのか。野田首相はどうか。あんたらのちょっとした決断で劇的に日本を変えることができるのだ。歴史に名前を残したいは思わないのか。双六の上がりのように棚ぼた式に高い地位を手に入れながら、その地位にただいたというだけで人々の記憶から忘れ去られるのではなく、歴史に名を残したいとは思わないのか。世界恐慌を救った現人神として永遠の称賛を手に入れたくはないのか。

 なぜかインフレを恐れる白川総裁にオレは言いたい。このデフレの20年間、何かデフレのおかげでいいことがあったのかと。労働者の総賃金が下がり続け、家賃だけが高止まりしているのに35年ローンで買わされた家は値下がりして売れず、100円ショップにばかり人々がむらがる状況なんだ。インフレになれば年金問題も勝手に解決する。現役世代の収入が増えれば支給金額を引き下げるのと同じ効果が生まれるからだ。駅前商店街がシャッター通りになったのも、夕張市が破綻したのも失業者や生活保護受給者がどんどん増えているのもみんなデフレのせいであり、インフレは恐れるモノなどではなくてむしろ歓迎すべきものであることを理解して欲しいのである。今の無策の状況ではインフレ目標の達成なんか絶対に無理だぜ。

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06月04日(月)
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