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江草 乗の言いたい放題
by 江草 乗
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■ぼったくり更新料は悪しき習慣である
家賃が高止まりしているために、国と地方自治体がが支出する生活保護費の多くがその家主に還流し、金持ちをますます金持ちにするのである。派遣社員や非正規雇用で収入の少ない若者が高家賃を負担させられるために若者はますます貧しくなるのである。そして家主たちはたいてい高齢者だ。若者からぼったくられたゼニはそのまま流動性のない預貯金となって貯め込まれて市場で流通することなく、結果的にますます景気が悪くなってしまうのである。入居者にいっそ住宅ローンを組んだ方が得だと思わせるような高家賃が果たして妥当だろうか。低賃金の若者が収入の半分近くを家賃に巻き上げられる状況を放置していていいのだろうか。
更新料を「ぼったくりすぎ!」と認定し、取りすぎた分を返せ!という判決が出ればこれまでぼったくりで甘い汁を吸っていた家主たちは震え上がるだろう。「こんなもの払わなくてもいい」ということになれば入居者たちは大喜びだろう。
強欲家主の側は「契約時は更新料を了解していたはずだ!」と主張するだろうが、だったらサラ金の過払い金を見てみろよ。あれだって借りるときは了解していたのに、後から決まったルールが過去の貸出金にすべて適用されてるじゃないか。もっともそのせいでサラ金がバタバタつぶれているわけだが。家主もつぶしてやれよ。どんどん破産させてやれよ。それではじめて市場原理が働くのだから。
高すぎる家賃が暴落して、人々が住居費に無駄なゼニを使う必要が無くなったとき、国民は真に豊かな生活を享受できるようになるのだ。オレは以前にこの日記で「かつて家にはお母さんがいた」という論考を書いた。間違った住宅政策が国民を貧しくし、今の情けない世の中を作ってしまったのである。いつから日本はこんなみじめな国になってしまったのか。どうして家族は崩壊したのか。すべては政府のこの間違った住宅政策に原因があるのだ。誰もこのことに気がついていないのである。このことをまともに主張しているのはオレの日記だけだ。
高度成長の頃の日本は確かに貧しかった。でも街には大量の「文化住宅」という低家賃の賃貸住宅が存在した。大卒の初任給が3万円くらいのときに、わずか3000円ほどの家賃で住める住宅があったのだ。家族5人が2DKで暮らすというつつましい生活であっても、そこには濃密な家族の絆があり、幸福な営みがあったのである。
一人暮らしの老人が月々10万円近い生活保護を受けとり、その半分以上が家賃として吸い上げられる今、一番裕福なのはそのゼニで肥え太った家主どもである。国と地方自治体が支出している生活保護費3兆円の半分近くが家賃として消えているのだ。ここで家賃の価格破壊が起きれば、生活保護費を削減することも可能になるし、若者の貧困も解消するのである。一部の家主どもが破産してもそんなことは全体にもたらさせる利益からみればたいしたことではないのだ。
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07月16日(土)
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