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江草 乗の言いたい放題
by 江草 乗
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■クソガキにはいったいどう対処すべきなのか?
発表によると、一時保護所には、親の虐待などで家庭生活が困難になったり、非行で警察から通告されたりしたおおむね2〜17歳の子供が一時的に入所している。定員は40人で、06年度の1日平均保護人数は23・5人。直接指導に当たる職員は17人で、当直は4人態勢。
07年11月には入所児童に暴力をふるった男子中学生を12時間にわたって個室に入れ、職員が相談にあたるなどした時間を除き10時間以上鍵をかけていた。ほかの子供らに危害を加える恐れがあると判断した男子高校生については、07年12月に6日間、今年5月に9日間、当直職員の仮眠時間の午前1時〜午前6時の間、閉じこめた。残る2件は興奮状態にあった男子と女子の中学生を仮眠時間にそれぞれ1回閉じ込めた。
(2008年6月2日00時10分 読売新聞)
鍵を掛けて閉じこめる以外にどんな方法があるのか。すぐに警察に引き渡すことがいいのか。「他の子供たちに暴力をふるうなど、安全を守るためのやむを得ない措置だったが、人権に反し適切ではなかった」などと謝罪する必要はない。「他の子供たちに暴力をふるうなど、安全を守るためのやむを得ない措置だった。それ以外に方法はなかったと思ってるし、適切な措置だと思っている。世間はもっとクソガキの実態を知って欲しい」と答えて欲しかったのである。朝日の方だけを読めば「暴力をふるうかも知れないので隔離した」というふうに受け取れるのだが、読売を読んだら「なんだこいつら、暴れたから閉じこめられたのか。馬鹿じゃねえか」と納得できるのである。
おとなしく指導に従ってる子どもが鍵を掛けた部屋に閉じこめられるようなことはないだろう。少なくともそのように対応しないと行けない理由があるからそうしてるのであり、大勢の子どもをわずかな職員で保護しているという実態を考えた場合、手がかかる危険なクソガキを一時的に鍵のかかる部屋に入れて反省させたという行為のどこに問題があるのか。そんなことでどうして児童相談所の職員が謝罪させられるのか。
傍若無人に育ったクソガキどもの中には、本当に救いようのないひどいヤツがいるのである。強姦、暴行、いじめ、窃盗なんでもござれという感じで犯罪者以外に将来の姿を想像できないようなヤツがいるのだ。そういう人間であっても少年法で守られて死刑になんかならず、大人に比べてきわめて寛大な罰しか与えられないのが現状なのだ。そんなクソガキどもと日々不毛の戦いを続けている立派な人たちを、事実の中のある断片だけをとらえて非難する朝日新聞の報道姿勢にはオレは大いに反発を覚える。
他の子どもに危害を加えたり施設の備品を破壊するようなクソガキであっても、体罰を与えるわけにはいかないわけで、昔ならそれこそぶん殴ったであろう場面でも、今は体罰が禁止されていてただ見守るしかできないわけで、クソガキどもはますます増長するのである。その体罰は他の生徒の人権を守るために必要だったのだという例外は認められず、多くの教師は「暴力教師」のレッテルを貼られて処分の対象とされてしまうわけだ。なんという悲劇だろうか。
オレは警察ではなくて児童相談所にこそ留置場を設けて、問題行動を起こした少年を底に数日隔離して頭を冷やさせることを主張したい。そこで反省の色が見えないヤツや更正の可能性がきわめて低そうな部分を大人同様に懲罰としての刑務所収監という手順にすればと思ってしまうのである。もっとも裁判が終わるまでは刑務所には入れられないが。クソガキを変に擁護する朝日新聞さんよ、そんなに閉じこめることがよくないのなら、その高尚な精神を体現した施設を一カ所でも造ってみろよ。
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06月02日(月)
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