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江草 乗の言いたい放題
by 江草 乗
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■日はまた昇る(明けない夜はない)
 もちろんオレも持ち株が値下がりしてダメージを受けている。しかし、そんなことは投資をしていればいくらでもあることだ。そのリスクをわかった上で投資をしてるのである。仮に投資してる会社がすべて倒産して持ち株が全部紙切れになってしまうのなら別だが、その企業が存続してる以上価値がゼロになるなんてありえないことだし、少しでも投資資産が残っていればいくらでも巻き返しのチャンスはある。だからこんなところで焦っても仕方がない。オレはもう開き直るしかないと思った。たとえ資産が減ってもそれはただそれだけのことだ。破産して一文無しになってもこの国は責任を取って死ななければならないということはない。ゼニがないのは不便だが、ゼニがないから生きていけないという状況ではないのだ。少なくともオレは投資を専業にしてるわけではなくちゃんと本職がある。(それが投資のプロにいつまでもなれない一つの理由でもあるわけだが)だからこの暴落をただただ眺めてため息をついていたのだ。恐る恐る空売りしてわずかな利益を得た銘柄もあったが、この暴落が終われば明日からいきなり暴騰するかも知れない地合いの中で持ち越すわけにも行かずに手じまった。

 今日は好業績の銘柄もみんな暴落した。7月26日には61800円を付けて高値更新していた任天堂は、寄り付き後すぐに値を下げて46700円(−5000)のストップ安に張り付いた。こんな優良株でさえも3週間のうちに株価は25%近く下げたのである。少しでも高く売れるうちにと個人投資家が投げ売りした理由もよくわかる。総悲観の中で「明日はもっと下げるかも知れない」「もっと円高は進むかも知れない」と思うから投げ売りになるのである。

 このようなことはこれまでに何度でもあった。ITバブルの崩壊の時も、あの9.11のテロのときも株価は大きく下げた。しかし、いつまでも下げ続けたわけではないだろう。どこかで必ず下げ止まる。そこまで耐えることができればいいのである。信用取引で株を買っている個人投資家の中には、値下がりに耐えきれずに追加証拠金を払えず強制決済を受けて退場する者もいるだろう。それも自ら招いた結果である。リスクのある投資をしている以上、そのような事態も常に想定してないと行けない。

 オレはいつも開き直っている。株式投資をやっていてなくすのはゼニだけだ。命までなくすことはない。そしてゼニが少しでも残っていれば再起するチャンスはある。最後まで希望を捨てないことだと。決して目の前のことにビビらずに落ち着いて状況を分析し、次にどうすることが最善かを考えればいい。円高が影響してまだ輸出株が当分下げると見るならば、トヨタ自動車や東芝を空売りしてその値下がりで稼げばいい。円高で輸入コストが下がることで利益が出ると見れば新日本石油や明治乳業を買えばいい。相場の方向性がわからないなあと思えば、業績の悪いクソ株で意味なく上昇したものを信用取り組みに注意しながら空売りすればいい。

 暴落で大きな損失を被ったすべての投資家にオレは励ましの言葉を贈りたい、日はまた昇る、朝の来ない夜はない。倒産企業でない限りいつまでも下げ続ける株などない。今を耐えることができればきっとその先には光明があるのだと。そう思ってオレはこの局面を乗りきろうと思っている。しかしこういう前向きな発言はオレのようなただのオッサンではなくて、もっと政治の中枢にいる人たちに語ってもらいたいのである。この未曾有の危機に際して、日銀や政府のお偉方はいったいどんな有効な対策が打てるんだ。オレに100兆円くらいタネ銭を回してくれば一気に流れを変えてやれるんだがな。

 実は引用したニュースは後半部分が欠けている。後半部分にはこんな記事があった。
ただ、日本時間の夜になって発表されたFRBの公定歩合引き下げを好感し、欧州株は英国が一時、4・7%も上昇したほか、フランス、ドイツとも一時、3%超高い水準まで買い進まれた。米ニューヨーク市場のダウ工業株平均も急反発し、一時は、前日終値比300ドルを超し、1万3000ドル台を回復した。

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08月18日(土)
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