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江草 乗の言いたい放題
by 江草 乗
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■若者よデートカーに乗れ!
このような若者の趣味嗜好の変化を自動車メーカーもすばやくキャッチして、そのカタログラインナップから次々とデートカーは消えていったのである。オレが今所有している三菱FTOは2000年8月に生産が打ち切られた。オレが日常の足にしてるのが、その生産終了直前に登録された最終型のFTOである。もう代わりはないから大切に乗らないといけない。そんなオレが次に買うデートカーとして候補に入れていたトヨタ・セリカがなんと生産中止という報道を知ってオレは大いに驚いたのである。なんということだ。絶版車好みのオレの血が騒ぐのである。ここは無理してセリカを手に入れるべきだろうか。
前にも少しためらったためにいすゞPAネロを入手し損ねている。しかし、FTOが健在なのに今ここでセリカを買わなければならない必然性などどこにもないのである。もしも買ったとしてもFTOと同じような用途にしか使えないのなら全く意味がないのである。ということは買えないということなのである。いきなりFTOを廃車にするわけにもいかないし。都会で二台分の駐車場を確保して二台分の税金や保険を払のにいったいどれほどの経費が掛かるかわかってるのか?よほどの大金持ちでないと現実には無理なのである。クルマは所有するだけでゼニが掛かる。車検を通すにはお金を払わないといけないのだ。
多くの自動車メーカーがデートカーの開発には見向きもしなくなり、恋人たちは軽自動車の狭すぎる車内で身体の向きや姿勢を工夫して無理にいちゃつくという若者らしい工夫をせず、自動車メーカーの陰謀に乗せられてなんでもできるでかいクルマを買う羽目になり、エルグランドのような巨大なワンボックスカーが逆に人気を集めるようになってしまったのである。
もはやデートカーに乗るのが恥ずかしいような年齢のオッサンであるオレは、そんな時代の流れを振り返りながら、かつて所有したりすれ違ったり、友人から借りて運転させてもらったり、レンタカーとして借りて運転したりしたいくつものクルマのことを思い出していた。
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07月11日(火)
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