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江草 乗の言いたい放題
by 江草 乗
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■ハメこまれた人たち
だんだんこの銘柄に関するオレの株価予想は細部まで的中するようになり、最近の1週間に至ってはほとんどオレの思った通りの動きをしていた。そしてついにXデーがやってきた。3月15日夕刻に上記の三菱商事による資本参加のニュースが流れて、隠された材料の全貌が明らかになったのである。翌16日は仕事が休みだったので、オレは寄りつきから株価を監視していた。ニュースに飛びついて買いで入る個人投資家の成り行き買いで上昇した所に、すでに十分に利益を得ている仕手筋の売りがぶつけられ、わずか数分ではめ込みは終了した。高値519円、しかし終値は482円、前日比マイナス17円。明日からは材料もなくなってゆっくり株価が下降し、もとの水準に戻っていくのだろう。高値づかみして取り残された投資家達を尻目にして。
さて、この相場を仕掛けたのはいったい誰なんだろうか。その答えは、一番得をしたのは誰かということを考えればいい。1月初めの株価水準だと、塩水港精糖は3500万株に210円を掛けてわずか73億5000万円という時価総額だったのだ。それが3月15日の高値527円で計算すると184億4500万円である。三菱商事が取得したのは24%の株だから、時価で約44億2680万円になる。ところが値上がり前ならこの24%取得に必要な費用はわずか17億6400万円で済んだのである。もしも直近の価格で買わされたのなら、26億6280万円も高い買い物を三菱商事はさせられたことになる。マルハは所有するすべての塩水港精糖株を売却しても得られなかったはずの金額を、値上がりのおかげで半分売るだけで手にしたのである。
ここからはオレの単なる憶測に過ぎないので狂人の戯言だと思って聞いててもらいたいのだが、この動きは、業界再編の情報がマルハ関係者から仕手筋にわざとリークされてその結果起きたような気がしてならないのだ。所有する塩水港精糖株を少しでも高く三菱商事に売りたいために、意図的に情報を漏らして株価を上げさせたのではないだろうか。はめ込まれたのはいったい誰か。上がると信じて買った多くの個人投資家と、三菱商事の買収担当者であるのは間違いない。しかし、投資はあくまで自己責任である。そして、すべての流れを読んで高値で売り抜け、空売りを浴びせたこのオレもまた悪党の一人である。
03月17日(木)
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