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サッカー観戦日記
by T.K.
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■高校選手権大阪大会準決勝 阪南大高―大阪桐蔭
もはや大阪は全国屈指の激戦区である。今年のプリンス6校だけでなく、大阪府1部リーグにも全国制覇を狙える高校がいくつもある、前年度東京都1部リーグの関東一が善行く高校総体ベスト4、国学院久我山が選手権準優勝だったが、同等以上の高校も多い。そんな中、今年は早々にプリンスで独走優勝を決めた阪南大高と、コンスタントにプリンス上位につける大阪桐蔭の好カードである。共に全国でもトップクラスの両校がここで激突する。
両校の応援合戦も期待していた。特に大阪桐蔭の吹奏楽部は今年のコンクール全国金賞である。見事な演奏を期待していたが、来てないし、応援自体少ない。全校挙げて全国を目指すんだという気迫が足りない。それどころかバックスタンドの1ブロック丸々ビッグフラッグおけるほど応援も少ない。阪南大高も出足が良くない。学校サイドに執念はないのか?と思ってしまう。
高校選手権大阪大会準決勝
阪南大学高校−大阪桐蔭高校
11月11日 11時 キンチョウ ピッチ良 晴
阪南大高 大阪桐蔭
−−木戸口−−稲森−−− −−−十三−−仲田−−−
−−−−−−−−−−−− −−−−−−−−−−−−
岩丸−藤本−−宮崎−渡辺 神崎−西矢−−田村−十八
溝脇−四番1−吉田−西川 松浦−前田−−渡邊−岡田
−−−−−坂本−−−−− −−−−−稲垣−−−−−
阪南大高
GK 1 坂本大地 3年 セレッソ大阪U−15
DF 5 西川直希 3年 セレッシ大阪U−15蒼
20 溝脇逸人 3年 川上FC
4
3 𠮷田伸弘 2年 ガンバ大阪堺ジュニアユース
MF 6 藤本悠太郎 3年 ヴィッセル神戸伊丹FC
9 渡辺滉大 3年 ガンバ大阪堺ジュニユース
14 岩丸翼 2年 ガンバ大阪堺ジュニユース
24 宮崎空翔 2年 千里丘FC
FW 16 稲森文哉 3年 千里丘FC
10 木戸口蒼大 3年 千里丘FC
大阪桐蔭
GK 1 稲垣佳祐 3年 セレッソ大阪
DF 26 松浦亮宏 3年 ヴィッセル神戸
2 前田紘基 3年 FC豊橋デューミラン
3 渡邊充能 3年 奈良YMCA
4 岡田清亮 3年 SAGAWA SHIGA
MF 8 神崎大雅 3年 FC豊橋デューミラン
7 西矢健人 2年 ヴィッセル神戸
15 田村浩都 3年 ヴィッセル神戸
18
FW 10 仲田健人 3年 ディアブロッサ高田FC
13
立ち上がりから支配力で優る阪南大高が押す。少し前まで阪南大高と言えばプレスからのショートカウンターだったのだが、本来こういうサッカーをしたかったのだな、と思わせる。対照的に元来ピポゼッションサッカーの大阪桐蔭は守ってカウンター、相対的な力関係の差が出ている。阪南大高はボランチE藤本が左足で長短のパスで味方を操りFKまで蹴る。CB4番は左足ロングフィードが見事で身体を巧みに使った守備も安定している。相方のB吉田は身体が強い。S溝脇はタフにアップダウンを繰り返し鋭い左足クロスを入れる。I稲森は細かいタッチのドリブルで崩し狭いところを通すパスを狙う。M岩丸はダイレクトの判断がよく、O稲森は伝統のフォアチェックが激しい。大阪桐蔭が持つとプレスをかけ奪えないとバランスを保ち、ポゼッションとショートカウンター狙いとのバランスが取れた強さを見せる。しかし大阪桐蔭もロングカウンターからFW13番が飛び出し、GKの好セーブに阻まれるなど、しっかり対応しており、危険な位置では奪われない。大阪桐蔭の徹底した研究が功を奏し、前半は0−0.決定機では1対2.1点勝負のシナリオ通りになった。後半に入り阪南大高はドリブラー11番を入れてパスとドリブルのバランスのいい攻撃を仕掛け、大阪桐蔭に警告者を出させるなど更にオスが、決定機を奪えない。スルーパスも通り始めるが大阪桐蔭も耐え、延長へ。
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11月12日(土)
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