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サッカー観戦日記
by T.K.
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■プレミアWEST第12節 G大阪ー東福岡
東福岡は思い入れのあるチームだ。93年度高校選手権でベスト4に勝ち進み、そこで歴史的惨敗を喫した。頑強なCB西、気の強いMF生津、万能型FW小島、ポストプレーヤー山下。4人の1年生レギュラーを擁して今後に期待を抱かせるチームだった。そして95年度、東福岡カルテットが4年生になり、1年生MF本山、快速左ハーフ小石、得点力のある右ハーフ平岡らもレギュラーになり、再びベスト4に勝ち上がった。小島が万能型ゆえ引き気味にプレーし、これがのちの東福岡独特の4−1−4−1につながった。日本で独自に考案されたフォーメーションとしては、これとペトロビッチ式の広島・浦和の3−4−2−1が双璧だろう。準々決勝の市船戦はテレビ観戦だった。PK戦にもつれ込み、東福岡が勝ったと思った瞬間実況アナが、西が、生津が、山下が、小島が再び国立に帰ってきました、と用意したコメントを読み上げた。しかしPKはやり直し、結局勝った直後に再び同じコメントを大会テーマ曲のTOKIOの「風に乗って」をバックに読み上げた。そして東福岡カルテットはプロに行った。97年度は最強のチームだった。1年間公式戦負けなし。どうでもいい試合で引き分けが二つあっただけ。バックラインが全員プロに行った。山崎、千代反田、金古、手島。中盤も宮原と本山、左ハーフの古賀誠司がプロへ。GKは高校選抜で控えの2年生GK富永がプロへ。右ハーフの快足古賀大三も高校選抜。そして1トップに交互に出た山形もプロへ。その年は高校総体が京都で国体が大阪だった。そのため高校総体は全試合観戦。国体はなぜか東福岡の選手が意外と外され福岡選抜は低調な結果に終わった。東福岡単独チームでいいくらいだった。そして選手権も全日程観戦。つまり夏と冬は東福岡ばかり観ていた。当時としては史上最強チーム。ゆえに翌98年清雲監督率いる黄金世代のU−19代表がアジアユースで準優勝ながら無様な戦いを見せていた時には、清雲U−19代表よりも仮想上の東福岡U−19代表の方が強いと思ったものだ。個人能力では劣るとはいえ、致命的に劣勢ではなかったし、組織力皆無の清雲U−19代表をカバーする東福岡の組織力をもってすればカバーできると思ったからだ。
そしてプレミアにも定着。今夏の高校総体では圧倒的なスコアで全国制覇した。しかし今年のテレビ中継は女子決勝の為観ていない。だから今季初観戦である。プレミア西はクラブ6チームに高体連4チーム。上位6つがクラブ、下位4つが高体連だ。東福岡は7位。残留の可能性は高いが、少しでも早く楽になっておきたい。
プレミアリーグWEST
ガンバ大阪ユース−東福岡高校
大阪学院大学千里山グラウンド 16時 人工芝 晴れ
G大阪 東福岡
−−−妹尾−−燒リA−− −−−−−木藤−−−−−
平尾−−−−−−−−岩本A赤木−中島−−山根−増山
−−−市丸A−山普|−− −−−−−近藤−−−−−
初瀬A前谷−−吉岡A吉村 末永−小笠原加奈川−姫野
−−−−−林−−−−−− −−−−−脇野A−−−−
G大阪 監督:梅津博徳
GK 1 林瑞輝 96.09.04 181/75
DF 3 前谷崇博 96.12.29 180/70 グランセナ新潟
5 吉岡裕貴 97.07.07 174/65
13 吉村弦 96.05.21 170/67 高槻FC
24 初瀬亮 97.07.10 169/53
MF 6 市丸瑞希 97.05.08 172/60
8 山舞海 96.05.04 167/60
10 岩本和希 97.04.07 172/54
11 平尾壮 96.07.01 170/66 川上FC
FW 9 高木彰人 97.08.04 175/65
14 妹尾直哉 96.08.15 172/59 津ラピドFC
東福岡 監督:森重潤也 総監督:志波芳則
GK 14 脇野敦至 98.03.12 183/67 West Kids Duel FC
DF 2 姫野修 96.11・03 165/60 サガン鳥栖U−15
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09月07日(日)
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