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サッカー観戦日記
by T.K.
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■大垣フェスティバル アカ福−岐阜工 履正社−香川西
サッカーファンならおなじみだが、春のこの時期は公式戦は昔はなかった。リーグ戦が導入された近年でもスケジュールをあけていることが多い。なぜなら全国各地で招待試合、いわゆる「春の高校フェスティバル」が開かれるからである。非公式の大会ながら、大きな大会だと参加チームのネームバリューは公式の全国大会よりも高かったりする。近年だと福岡のサニックス杯なんかそうですね。各地方大会の優勝校やクラブのトップが参加する。で、その時期に行なわれるのが伝統ある大垣フェスティバルだ。大垣市内各所で行なわれるが、今年は笠松町に岐阜県フットボールセンターが出来たこともあり、そちらも会場に含まれている。新しい設備だし、興味津々で向かった。

ルートは岐阜駅からのバスか笠松駅からの町営バスの2択。笠松町ルートを選択した。ばすは2時間に一本なので予定をきっちり立てる。スポーツ交流館前バス停で下車。木曽川堤防を越えた河川敷に各種競技のグラウンドがある・まっすぐ進むと左手に人工芝、右手に天然芝グラウンドが見える。何の表示も無いが、これが岐阜県フットボールセンターらしい。FC岐阜が練習する天然芝は状態が非常に悪い。人工芝ピッチの脇には車が3台置いてあり、更衣室になっている。そしてそこに始めて「岐阜県フットボールセンター」の文字が・

バック側中央に陣取り観戦体勢に入る。1時間前から岐阜工はアップ開始。声を全員で出してのジョグに始まりジグザグダッシュなど走り中心のメニューの後、対面パスやシュート練習。ややアップの負担がきついなと思った頃。JFAアカデミー福島(以下アカ福)が軽くジョグしてストレッチを入念に行い、ボールを使ったアップは5分くらい。対照的な両チームである。
大会は35分ハーフ。




大垣フェスティバル グループリーグ初日
JFAアカデミー福島−岐阜工
岐阜県フットボールセンター 3月21日 13時30分 ピッチ人工芝 晴れ 強風

アカ福          岐阜工
−−−九番−−十番−−− −−−−−九一−−−−−
二番−−−−−−−−十八 六五−−−十九−−−七二
−−−十七−−八番−−− −−−八五−−三番−−−
十一−五番−−七番−三番 七一−七五−−八十−四番
−−−−−一番−−−−− −−−−−七三−−−−−

たちあがりからアカ福がつなぎ、岐阜工はロングボール中心になる。岐阜工は風上。しかし先にアカ福が抵抗する。御殿場で活動しているからなあ。長身CF91番はアカ福7番の厳しい寄せの前に潰され、しかも正確にヘッドで跳ね返され、2列目が全く拾えない。それでもたまに繋げる様になると技術とアイディアのある19番が起点になり、崩しにかかる。19番は小柄ながら身体を張れる選手でもあり、守備でも奮闘する。72番は快速で右を二度破るシュートチャンスを作った。しかし2度ともファーに外す。ニア上を破りたい。3番は普段はフィジカルを生かしてボールキープしつつ展開力を活かすタイプなのだろうが、アカ福の寄せの前に何も出来ておらず、攻守に中途半端。85番との距離感が悪く、チームとしての課題だろう。4番は粘り強い守備が出来、アカ福2番をよく押さえていた。71番はレフティーで左足からの角度をつけたグラウンダーパスは見事。しかし浮き球のフィードを狙えるときでも狙わず、プレーが2次元的だ。FKを任される選手だし、出来ないはずは無い。もっと積極的にプレーすればいいのに。GK73番は超反応が光るGK。上背は並だが、シュートストップに長けたGKの存在は大きい。


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03月21日(金)
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