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サッカー観戦日記
by T.K.
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■全日本女子ユース決勝 日テレ・メニーナ−浦和
まず全日本女子ユース選手権が大会の性質を大きく変えたことに触れなければならない。
以前は全日本女子ユース(U−18)選手権といい、高校とクラブの垣根を越えたこの年代最高峰の大会として冬に行われていた。しかし昨年度から高校女子が夏の高校総体に参加することになり、それに伴い、夏季に磐田で開催されていた高校女子選手権が冬季に移った。そのため、全日本女子ユース(U−18)選手権と時期が被る。したがって高校女子サッカー部には参加資格がなく、全日本女子ユース選手権が事実上の女子クラブユース選手権として開催され、年齢もU−22に引き上げられた。ただし大学女子サッカー部にも参加資格がない。またなでしこリーグにも参加資格がないため、サテライトの公式戦というわけでもない。ただなでしこリーグ以外なら、22歳以下の若手だけで参加することが可能だ。なおなでしこリーグの下部組織は参加可能。したがってトップに登録されている下部組織選手は参加している。特に日テレ・ベレーザでレギュラークラスの選手もメニーナの一員として多数参加している。大学のサテライトチームも、別チーム登録ならば参加可能。例えば以前東京女子体育大はBチームを関東大学2部、Cチームを東京都1部、Dチームを東京都2部に登録していた時期があった。それをBチーム以下を大学の枠外で登録すればいいのだ。今大会で言えば、日体大サテライトBが関東大会に進出している。また中学サッカー部や中学生のクラブも参加可能。高校女子サッカー部は高校女子選手権で切磋琢磨させて、クラブ文化を育てよう、という発想なのだろう。
今大会の決勝に残ったのは、現在の2強、日テレ・メニーナ(以下メニーナ)と浦和レッドダイヤモンズレディースユース(以下浦和)である。メニーナは長年にわたり日本最強の育成機関だった。最近は常盤木学園にその地位を譲っているし、トータルな選手の育成という意味では厳しいが、技術や戦術は確かだ。対する浦和は最近U−15チームとU−18チームを分けて育成を強化した。両者圧倒的なスコアで勝ち上がっている。関東予選では準決勝でメニーナが3−2で勝っているが、おそらくメニーナはトップチームの主力抜きだった。だから圧倒的にメニーナ優位が予想される。
全日本女子ユース選手権 決勝
日テレ・メニーナ−浦和レッドダイヤモンズレディースユース
堺S1 1月7日 13時 ピッチ良 晴れ
メニーナ 浦和
−−−籾木A−菅野−− −−−中村−−吉越−−−
−船木−−−−−三浦@ −塩越@−−−−−遠藤@
−−−隅田B−長谷川A− −−−今井@−長野−−
宮川@工藤@−土光A清水A村杜A新井A−大戸−石井
−−−−−田中A−−−− −−−−−松本@−−−−
GK 16 田中桃子 170/54 96/07/31 よりともサッカークラブ
DF 2 清水梨紗 160/43 96/06/15 FCすすき野レディース
3 土光真代 163/52 96/05/03 土木南ボンバーズ
4 工藤真子 157/50 97/04/25 バディフットボールクラブ
5 隅田凜 158/50 96/01/12 新林レディース
MF 6 宮川麻都 160/50 98/02/24 主将 NPO横浜スポーツアンドカルチャークラブコスモス
8 三浦成美 155/45 97/07/03 横浜ウインズ
10 長谷川唯 155/44 97/01/29 戸木南ボンバーズ
27 船木和夏 151/37 00/08/10 東八王子フットボールクラブ
30 菅野奏音 146/34 00/10/30 青梅新町フットボールクラブ
FW 11 籾木結花 153/48 96/04/09 バディフットボールクラブ
清水・土光・隅田・長谷川・籾木がトップの選手。
宮川と三浦が昨年のU−16代表、田中がエリプロ。
浦和 監督:下山薫
GK 30 松本真未子 166/60 97/10/09 浦和レッドダイヤモンズレディースジュニアユース
DF 2 石井咲希 161/48 95/07/03 FC.VIDAレディース
5 大戸遥可 160/56 95/09/28 主将 大宮FCエンジェルス
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01月07日(火)
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