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サッカー観戦日記
by T.K.
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■雑文・ユース年代のサッカー観戦のマナー
ユース年代のサッカー観戦のマナー

最近ユース年代のサッカー観戦に慣れた人とビギナーとの間でマナーに関する意見の相違が見られるようになった。高校サッカーはまだいい。しかしクラブユース、特にJユースはプロのトップチームで観られるような観戦態度で場内の雰囲気を凍らせてしまう人が出てきた。そこで大雑把に観戦マナーについて書いておく。

@プレイヤーズファースト
プロの興行なら金払って「試合を観てやっている」と言えなくはない。しかしアマチュアは、当事者のご好意で「観させていただいている」立場だ。だから観づらいのは当たり前。スタンドのある競技場で試合が行なわれることは珍しいし、観戦位置は低く、選手と同じ高さで観ることになる。観客の前には本部及び両チームのベンチのテントが並んでいる。だからそのエリアでは観戦困難だ。ベンチより遠いところで観ようにも、控え選手がアップしていて観づらい。しかし文句をつけるなどもってのほか。プロは観客の便宜を図る興行だが、アマチュアは選手の立場を第一に運営が便宜を図る。持ち運びの椅子を持ち込んでも観づらければ、立ち見で観戦しよう。そして控え選手のアップに妨げられない端っこの方が、テントで観づらいのを覚悟の上で本部席付近で観よう。

Aブーイング・野次
アマチュアにとって対戦相手も貴重なサッカー仲間だ。リスペクトをもって接する相手だ。だから特定チームのサポーターでも、相手にブーイングや野次はもってのほかだ。野次は本来失礼な行為という意識が欠けている人が中にはいる。もちろん応援チームがファウルを受けて思わず声を上げるのは仕方ない。サッカー会場は鉄火場だ。おとなしく観るのは無理だ。しかし意図的に罵声を浴びせるかのような行為は厳に慎まなければならない。そうすれば対戦後、相手チームの選手たちが挨拶に来てくれるかもよ。これは審判にも当てはまる。高校生のサッカーでJのイメージでレベルの高い審判を期待するのは無理だ。ささやかな審判手当てで笛を吹いてくれるありがたい存在なのだ。だから文句をつけないというのは基本だ。それにファンが審判に文句をつけると選手たちが文句をつけ始める。

Bながらの観戦
サッカーは知人・友人としゃべりながら観るスポーツ。しかしアマチュアサッカーの数少ない観客数の中で選手批判などを行なえば、大声でなくても選手には聞こえます。ある意味ブーイングよりもたちが悪い。タバコもほとんど全ての会場で厳禁です。その他会場のルールはあらかじめ調べておきましょう。よくあるものとしては車の路上駐車があります。これは周辺住民の苦情の元となるので、会場確保に不利に働きます。

C有料試合
プロなら金払って「観てやっている」お客様かもしれません。「お客様は神様」みたいな気分で客の立場からクレームつける人もいます。しかしアマチュアの場合、有料試合でも運営を支える寄付みたいなものです。運営には協力的であるべきです。具体的には要求等は最低限に抑え、礼節を守ってスタッフに接しましょう。

Dそれでも……
何も縮こまって観戦する必要はありません。何かあれば試合前の余裕のある時間帯やハーフタイムに本部に質問しましょう。めんどくさそうに対応されることもありますが、大抵親切に応対されます。選手名が知りたいときは教えてくれるし、プログラムを販売しているケースもあります。観客の利便を図りたい気持ちは本部にもあるのです。遠慮なく質問しましょう。

E極端な場合
観客であっても退席を命じられる場合があります。具体的にはPK戦でゴール裏に入ること、観客エリアで夏場に裸になること。勝手に女子サッカーなどで写真を取ることなどです。注意を受けたらすぐ守りましょう。雨傘や日傘はすいている会場のみ可です。特に雨傘は本当に迷惑です。混んでる中では絶対にささないようにしましょう。


07月23日(火)
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