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サッカー観戦日記
by T.K.
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■高校女子選手権関西大会準々決勝(全試合観戦記)
高校女子選手権は昨年度まで夏場に開催されていた。今年度から高校総体の種目になって、この大会は冬場に移行された。当初の発表だと、以前の32校参加から16校参加に変更されたように見えたが、無事今年度も32校参加する。関西は本来3枠だが、日ノ本が高校総体で優勝したために4枠に増える。関西大会は8校参加でシード校4校とその他4校の対戦となる。関西で高校女子サッカーを強化している高校は少ないので、点差がつくであろうかとは予想していた。シードは日ノ本、大阪桐蔭、大商学園、精華女子の4校である。
会場は久しぶりの希望が丘。野洲駅からバスが出ていて、普段は歩く距離だけど、4試合観戦なので行きはバスを使う。スタンド(といっても椅子はない)が開放されておらず、交渉してあけてもらう。かといってバックスタンドの芝生席はきつい雨の中座るわけにはいかない。つまりこの時点で4試合立ち見観戦が決まったことになる。試合は35分ハーフ。
高校女性選手権関西予選
大商学園高校−有馬高校
9時30分 希望が丘陸 ピッチ並み 雨
大商 有馬
−−−十四−−二五−−− −−−十番−−二十−−−
−−−−−−−−−−−− −−−−−十七−−−−−
十三−七番−−十番−九番 九番−八番−−十九−七番
二三−二番−−十七−三番 −−三番−二番−五番−−
−−−−−二一−−−−− −−−−−一番−−−−−
立ち上がりから大商学園が両足を駆使したパスワークで圧倒。どちらの足に出すが意識して最適の足でキック。ミドルパスもぶれず、レベルの違いを感じる。対する有馬がまんマーク気味にがちがちに守る体勢だ。8分、大商、右CKに13番がヘッド、決まって1−0。大商は利き足が分からないくらい、両足を多用する。12分、10番が左足で展開、13番が快速で突破も逸機。19分、大商・7番のスルーパスに14番がGKの脇を抜く。2−0。更に右サイドバックの3番が左足で逆サイド裏のスペースへロングスルーパス、通らず。3番が右利きのはずだが、左足のキック精度ありすぎだろう。14番がドリブルで簡単にちぎる。小技も上手いし圧倒的な存在感。結局前半は2−0で終了。有馬は組織だった守備が光ったが、キックやトラップのミスが目立ち、全く攻め込めない。あきらめない守備は見事だが、攻め手がなくては勝てない。
ハーフタイムで有馬20番→4番。そのままFW。37分、大商左スローインから13番が中に切れ込みカーブをかけて右上に叩き込む。3−0。40分、大商25番→5番。46分、有馬7番→13番。大商14番、足の裏を使ったドリブルが見事。50分、14番、17番、23番→18番、19番、24番。18番がLB、19番がFW、24番がFW。61分、大商ミドルを有馬GKがはじき、9番が押し込む。4−0。5番はスペースへ流れてボールを呼び込むのが上手い。7番は素晴らしいキック力。中盤のキーマンですな。19番のドリブルもいい。69分、13番みどるをGKセーブするが、19番蹴りこむ。5−0。結局5−0で終了。
全国トップレベルに5点差以内負けなら、高い競技力を持っていると私は見ている。関西で言えば日ノ本に5点差以内負けなら全国でも戦えるし将来が楽しみだ。大商は日ノ本に準じるレベル。だから5点差負けは問題ない。ただ有馬は決定機を奪えなかったし、GKの好セーブがなければ、もっと失点していた。戦い方も守備的過ぎた。先制点を奪われるまでは当然の策として、失点してからも攻め手がないのは、ただ大量失点を恐れているだけに見えた。こういう5点差負けなら厳しい。大商は全国行き。ベスト8は狙えるだろう。
高校女子選手権
和歌山北−大阪桐蔭
11時20分 希望が丘陸 ピッチ並 雨
和北 桐蔭
−−−五番−−十番−−− −−−七番−−十番−−−
−−−−−−−−−−−− −−−−−−−−−−−−
七番−四番−−十一−九番 十五−六番−−八番−十一
二番−六番−−八番−三番 四番−三番−−二番−五番
−−−−−一番−−−−− −−−−−一番−−−−−
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10月28日(日)
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