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サッカー観戦日記
by T.K.
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■国際親善試合 ミャンマー−全日本大学選抜
私は01年大阪で開催された東アジア大会を観ている。ワールドユースで同グループに入ったオーストラリアU−20代表や日本大学選抜も気になるが、アジアの弱小国のレベルを見たかった。グアムあたりはさすがに弱かったが、それでもきっちりとしたゲームになっていたし、現在FIFAランキング180位前後のモンゴルは、日本大学選抜と同等のレベルで、技術も身体能力も高かった。戦術眼と経験を積めば一気に強くなる予感があった。
さて、この日の目当て、ミャンマーもFIFAランキング183位である。(サッカーにおいてこのレベルを弱小国というには抵抗があるが)一般に弱小国とみなされるレベルだ。ただし何の実績もない国ではない。アジア大会優勝歴もあるし、何より日本サッカーの方向性を決定付けた、ビルマ人留学生、チョー・ディン氏の母国だ。今は長年の国際的孤立からランキングが下だが、ポテンシャルはあるだろうと思って足を運んだ。だから日本は後回しにしてミャンマー主体に観戦した。
国際親善試合
ミャンマー代表−全日本大学選抜
16時 堺S1 ピッチ良 晴れ
ミャンマー 全日本大学選抜
−−−十二−−八番−−− −−−皆川−−河田−−−
−−−−−−−−−−−− −−−−−−−−−−−−
二一−七番−−六番−十四 長澤−下田−−窪田−天野
五番−四番−−三番−二番 二見−車屋−−寺岡−北爪
−−−−−一番−−−−− −−−−−圍−−−−−−
ミャンマー
1 Thiha Si Thu
2 Yan Aung Awin
3 Zaw Min Tun
4 Aung Thaik
5 Yan Than Win
6 Yan Aung Kyaw
7 Khin Maung Lwin
8 Kyi Lin
12 Kyaw Ko Ko
15 Aung Zaw
21 Yaza Win Thein
全日本大学選抜
GK 21 圍謙太朗 3年 187/80 桃山大 大津高
DF 4 二見宏志 3年 179/73 阪南大 奈良育英高
12 寺岡真弘 3年 179/76 関西大 神戸Y
5 車屋紳太郎 2年 178/66 筑波大 大津高
2 北爪健吾 2年 176/70 専修大 前橋育英高
MF 7 長澤和輝 3年 173/66 専修大 八千代高
8 天野純 3年 175/64 順大 横浜FM・Y
15 下田北斗 3年 170/60 専修大 大清水高
6 窪田良 3年 175/64 阪南大 東京V・Y
FW 13 河田篤秀 2年 175/70 阪南大 阪南大高
9 皆川祐介 3年 185/77 中央大 前橋育英高
序盤、日本大学選抜(以後日本)は押し気味にゲームを運ぶ。一目で分かったのは、日本がボールを空いている楽な体勢の味方へつなぎ、後方では無理目なプレーも避けるのに対し、ミャンマーはバックラインでもリスキーなプレーをしたり、厳しい状況の味方につないだりと強引なプレーが目立ち、戦術眼に問題があるということだ。つまりモンゴルと状況は似ている。ただし、ボールの寄せ方が上手い等、細かいサッカーのレベルが攻守にわたって高く、大きな展開さえあれば、一気に強くなる雰囲気をぷんぷんと匂わせている。監督は韓国人の方だが、韓国っぽさはまるでない。ミャンマー独自のスタイルは確立されているように見える。
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09月26日(水)
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