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サッカー観戦日記
by T.K.
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■チャレンジリーグWEST最終節 高槻−京都  
3日連続遠足大会の3日目。一番ハードな、高槻駅近くから萩谷までの徒歩アクセスである。摂津峡から白滝を登ると新しい山道が出来ており、「萩谷サッカー場」とある。わざわざ新しい道を作るくらいだから、楽な道と思ったのが大間違い。いきなり117段+212段の急階段。しんどかった。大体萩谷サッカー場に摂津峡方面から来る客なんてほとんどいない。この日はふたりのハイキング中の老夫婦とすれ違ったが。たぶんこんなルートで萩谷に来る人はいないと思うが、オススメできないことは書いておく。

なでしこリーグの2部に当たるチャレンジリーグ最終節は高槻とF高梁・吉備国際大が同じ勝ち点で得失点差で吉備国際大がリードして最終節を迎えた。両者勝利が予想されるので得失点差の勝負となる。吉備国際大の相手は高槻が22−0で破ったアギラスなので、正直高槻の優勝は絶望的である。昨年ユニバー補助でアギラス−高槻の接戦を観たので1年でここまで駄目になるのか、という思いである。悪環境でチームを一定の状態に保つことが困難な女子ならではの悩みだ。今年は節電の影響で高槻が夜間の練習が出来ず苦労したという。アギラスにとっては壊滅的なダメージだったに違いない。ダメージを追ったのは京都も同じで、昨年は高槻を破る会心のゲームも見せたが、今期は苦しい。このゲーム高槻は出来るだけ大量点を取って、アギラスの粘りにかすかな望みを託す、というところである。

今年の昇降格ルールは、なでしこ準会員中東西で2位以内に入った中の最上位チーム同士でプレーオフを行い、勝者がなでしこリーグ最下位と入れ替え戦を行うというものだ。2位以内というのは、昨年東で最上位の準会員・長野はリーグで低迷しながらもプレーオフに出てきて手も足も出なかった教訓から、強いチームにのみプレーオフ出場資格を与えるということだろう。ちなみに今期は東の準会員チームは既に2位以内の可能性がなく、西で2位以内の可能性があるのは高槻だけ。先日なでしこリーグ事務局に電話して尋ねたところ、高槻は最低でも入れ替え戦出場は決まっているとのこと。東電の福島原発事故の影響で今期活動停止のマリーゼの今後の活動については9月末までに決まることを、確認した。

チャレンジリーグWEST  
スペランツァFC高槻−バニーズ京都
13時 萩谷サッカー場 ピッチ良 晴れ

高槻           京都
−−−浜田−−島村−−− −宮井−−大山−−花崎−
虎尾−−−−−−−−浅野 −−−渡辺−−伊井−−−
−−−木下−−中岡−−− −−−−−清水−−−−−
−杉−奥田−−重川−松井 藤野−浮田−−阪上−大迫
−−−−−鈴木−−−−− −−−−−井指−−−−−

高槻 監督:細田真砂智
GK  1 鈴木理紗
MF 17 杉裕美
DF 10 奥田亜希子
DF  4 重川裕加
   16 松井美樹
MF  9 虎尾直美
    7 中岡麻衣子
   25 木下愛 
   14 浅野未希
FW 27 浜田遥
   13 島村裕子
リザーブ
GK 19 上野友紀子
DF  6 平野聡子
MF  5 重本祐佳
   23 遠山さゆり
FW  8 柏原慶子

京都 監督:山田蔵
GK 16 井指楓 
DF  6 大迫梓
    5 阪上由紀代
MF 13 浮田琴音
DF  7 藤野愛子
MF 21 清水恵子
DF 18 伊井清乃
FW 11 渡辺 樹里
MF 15 花崎玲奈
FW  9 大山夏紀
   14 宮井瑞奈
リザーブ
DF  3 中島あかね
    4 柳村彩乃
   24 佐田文香
MF 29 川内絵里香
DF 17 藤本亜実

京都の中盤の並びは独特だ。清水は1ボランチだが、右上がり目に伊井が入り、ボランチに下がったり、右ウイングの位置まで飛び出したりする。渡辺もトップ下からやや左よりのポジションでこの3人で傾いた3角形を形作っている。3トップも純然たるウイングを置かず中に絞る。バックラインから丁寧につなぎ、柔軟にポジションチェンジを繰り返して崩す理想があるようだ。この理想へのこだわりが裏目に出ることになる。

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09月25日(日)
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