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サッカー観戦日記
by T.K.
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■雑文・キャプテン翼主要キャラの将来性分析
GWにサッカー観戦とジャズ鑑賞の合間にしょうもないことを考えていた。私は今までにかなりの、少なくとも1500試合、下手すると2000試合を越すサッカー観戦歴があるわけで、その多くはユース年代である。どういう選手が伸び、どういう選手が潰れていくかを観てきている。で、その経験則をキャプテン翼のキャラに当てはめてみた。ユースウォッチャー、ユースやくざのたわごとである。シュートでDFが吹っ飛ぶとか、ペナルティーエリア外のシュートは全て防ぐとか、非現実的な能力は、現実に置き換えて考察している。身体データなどは公式サイトによる。
●大空翼
175cm・64kg、南葛SC→南葛中→サンパウロ→バルセロナ
ドリブルもパスもシュートも守備もリーダーシップも闘争心も身体能力もあるオールラウンダー。小学生時代から勝ち続け、挫折知らずのキャリアから来る屈託のなさが魅力。こういうタイプは一旦挫折を味わうと立ち直れず、20代前半まではスーパーなプレーをみせていても、20代後半に凡庸な選手になることが多い、(例:デ・ラ・ペーニャ)育成年代では勝率8割を超えると、各試合でいい経験を積んでいない、といっているようなものだ。なのに中学時代負けなしなんて、ありえない。典型的な伸び悩むタイプ。
●日向小次郎
180cm・70kg、明和FC→東邦学園中等部→高等部→ユベントス→レッジアーナ
小学生時には身体能力に物を言わせ、パワーで押し切る典型的な早熟選手。4月生まれと思いきや、8月生まれである。早熟選手は身体能力に溺れ、技術や戦術眼がおろそかになり、創意工夫が足りない。FWなのにやたらロングシュートを撃つのはペナルティーエリア内で勝負が出来なかったり、ボールを受ける工夫が足りないためだろう。同タイプのバティストゥータとはそこが違う。身長も180cmとプロレベルでは大型というほどではなく、世界でパワー勝負を挑むには厳しい。やたらとスライディングタックルを敢行するなど守備意識は高く、日本人監督が好みそうなタイプではある。
●若林源三
183cm・77kg、南葛SC→ハンブルガーSV
小学生時から専属GKコーチの指導を受け、技術的には早くから完成したGK。キャッチングだけでなく、反応もいい。こういうタイプはJユースにはゴロゴロいる。しかしじきに高体連のGKに抜かれていくのだ。GKというポジションは技術的に早熟であるメリットはほとんどない。野性味こそが重要なポイントなのだ。日本にずっといれば潰れていたタイプ。だから小学校卒業とともにドイツに渡った判断は正しいといえるだろう。日本では中1のGKはろくな経験を積めない。その点ドイツなら、野性味を保ったまま経験を積める可能性がある。そこそこ将来性を期待できる選手。
●岬太郎
174cm・62kg、南葛SC→西峰小→南葛高校→ジュビロ磐田
パスセンスに優れ、小学生時からシュートやドリブルよりもパスに生きがいを感じてきたタイプ。ガンバ大阪ジュニアユースによくいるタイプだ。小学生時に決定的なラストパスを出していた選手が、リスクを避け、無難なパスに走るようになり、全く怖くなくなる。得点力もなく、いわゆる日本サッカー界が生み出してきた典型的MFだ。しかも彼は中学生年代にまともな実戦経験を積んでいない。小学生のときは天才だったのになあ、といわれる早熟選手。
●三杉淳
177cm・64kg、武蔵FC→武蔵中→武蔵医大付属高校→ベルマーレ平塚→FC東京
小学生時にいわゆるパーフェクトスキルを身につけ、戦術眼も高く、リーダーシップもある。ここまでなら典型的早熟タイプに属する。小学生には1対1の強さは必要だが、グループで守ることまでは必要ない。しかも高校時はまともな経験を積んでいない。しかしこの選手には自分で考える頭脳があった。サッカー選手に必要な頭を持った選手は環境適応能力が高い。確かにCBとしては上背が足りない。守備的なポジションは20代前半に世界的なレベルには到達できないだろう。しかしそこで世界に羽ばたけば……。キャプ翼キャラの中ではもっとも将来性のあるタイプ。
●若島津健
185cm・74kg、明和FC→東邦学園中等部→高等部→横浜フリューゲルス→名古屋グランパスエイト
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05月11日(月)
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