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サッカー観戦日記
by T.K.
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■プリンスリーグ関西第5節 草津東−小野 野洲−神戸
私は15年以上観戦メモに手乗りサイズの小さなメモ帳を使っていた。もともと日常メモの転用で、持ちながらメモを取るのが楽という理由で使っていた。しかし観戦時の状況を細かく書くとページが足りなくなる。1試合の内容を3ページ目以降に書くと、前のことがよく分からなくなるために、重要な展開しかかけなかった。字も小さくなるので、読みにくく、後で観戦記を書くときに困ることも多い。そういうわけで、この試合から大学ノートを使用することにした。大学ノート2ページ分なら、細かいことも書けるし、あとで読めなくなることも少ないだろう、と。
さてこの日の会場は野洲高校だ。学校のグラウンドに足を運ぶことは多い。しかし大学ならともかく、高校で人工芝グラウンドをもっているところに行くのは、野洲高校だけだ。2回目の訪問になる。
小野は初めて見るチームだ。全国レベルでも関西レベルでも、一定以上の力をもったチームを初めてみるのはワクワクする。
プリンスリーグ関西2部
草津東高校−小野高校
11時 野洲高校グラウンド 晴れ ピッチ人工芝
草津東 小野
−−−石黒A−上坂−−− −−−松原−−石井−−−
−−−−−−−−−−−− −井澤−−−−−−橋本−
吉田−山元−−古谷−藤永 −−−柏原−−榎並−−−
橋本−渡辺−−井上−端A 藤原−岡田−−永見−丹生
−−−−−村上A−−−− −−−−−平石−−−−−
小野のスタメンの井澤は井澤祐二。控えに同姓選手がいる。立ち上がり、小野がペースをつかむ。右サイドの橋本が圧倒的なスピードで突破を狙い、FW松原が橋本に準じる速さを見せる。小野、強しと感じさせた立ち上がりだった。14分、左サイドの草津東・石黒の左クロスを上坂がニアでマークを振り切り左シュート、弱くGK平石正面。15分、小野・橋本右クロス、DFカット。18分、小野・石井に警告。ラフなタックル。小野・柏原から井澤へ、左クロスはクリア。20分、草津東、カウンターで石黒から上坂へ、1対1をループで決め1−0。22分、草津東・吉田→古谷左クロスをカット。古谷は左利きのテクニシャン。直後にも藤永のキープから端が右クロス、右CKに逃げる。27分、小野・柏原から井澤へ、左クロスはGKへ。小野は正確な右クロスに比べて左の精度が落ちる。井澤はレフティーでFKも任されているのだが、この日は不調か?28分、草津東・2トップが2対2の好機を迎える。石黒、1対1を仕掛け。切り返しシュート、サイドネット。決定機。石黒はドリブルテクがある。 30分、草津東DFと小野・橋本のスピード勝負で橋本が豪快に勝ち、右クロス、繋がらず。32分、草津東・古谷が巧みな引き球でマークを外し、右へ、端の右クロスはミス。40分、草津東・上坂が小野DFから激しく奪い右クロスを冷静にペナのちょい外へ、吉田が丁寧に右隅へ。2−0。上坂のハートがゴールを生んだ。43分、小野・橋本が右を突破、右クロスに柏原がインサイドで狙うが上に外れる。決定機。44分、小野、右FKで井澤が中へ、何とかクリア。前半終了。
力的には互角か。小野・橋本のスピードは素晴らしい。クロスの精度を上げれば大学でもやれる選手。古谷は技術があり、タメを作れる存在。上坂の頑張り、石黒の積極性も見事。前半のシュート数は6対4(手元集計)クロス数は右クロスが6対7、左クロスが2対3、双方右からの攻めが良かった。ゴールキック数は6対3。数字上からも互角の展開ということが分かる。しかし決定力の差が出た。中盤以降は草津東がやや押していた。
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05月03日(日)
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