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サッカー観戦日記
by T.K.
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■高校選手権大阪6回戦 阪南大高−常翔 槻の木−金光大阪
この日は万博のJユースカップG大阪−清水、南津守のC大阪−広島の選択もあったが、一番熱いゲームになる予感がして槻の木高の高校サッカーに足を運ぶ。私のポリシーは熱さが伝わってくるゲームを優先的に観る、ということだ。
槻の木会場は放送で選手名も把握できる、はずだったが、本部席付近しか放送は伝わらず、「ご来場の皆様へのお願い」も観客には全く聞こえていなかった。どうしたのだろう?とりあえず、選手名のメモを諦め、準決勝でのプログラム購入に期待する事にした。
阪南大高は近畿大会で見た。春はベスト4による決勝リーグまで進出。今大会はシードで5回戦から登場、刀根山を3−2で破っている。近年強化を始めたチームで、ミニ阪南大を思わせる整然としたプレスサッカーを行う。横断幕は阪南大と同じ「Revolusion On」となっている。対する常翔ははじめて見るチーム。語感は素晴らしい。春はベスト16まで進み、槻の木に1−3で敗れた。今大会はやはりシード、商大堺を8−1、明星を3−0で破っている。横断幕は「挑戦は無限」
高校選手権大阪大会6回戦
阪南大学高−常翔学園高
11時 槻の木高グラウンド 雨 ピッチクレー
阪南大高 常翔
−−−十一−−十八−−− −−−十番−−二二−−−
−−−−−−−−−−−− −−−−−−−−−−−−
十四−十六−−八番−七番 十一−八番−−十四−十六
二番−十番−−五番−十五 十三−二五−−五番−四番
−−−−−一番−−−−− −−−−−一番−−−−−
試合前は阪南大高有利だろうなと漠然と思っていた。阪南大高のプレスは見事だし、常翔は割りとつなぐチームと聞いていたからだ。プレスの餌食になるのではないかと。しかし立ち上がりから常翔がよくつないで崩す。インサイドのレフティー14番の技術と視野の広さ、8番のミスの少ないパスでペースをつかむ。阪南大高は夏に見た頃よりもプレスの機能が低下し、劣勢を強いられる。6分、常翔。14番の左CKがこぼれ11番シュート、GKキャッチ。決定機。8分、阪南大高、タテ一本の攻め、抜けた18番が前に出たGKの上をループ、決まって1−0。13分、常翔・5番の30mFKは左に外れる。いいキック。15分、阪南大高・16番左ゴールライン際を突破、カットされる。17分、阪南大高・14番が強烈ミドル右隅へ、セーブ。22分、常翔・右スローインからのこぼれを22シュート、ニア正面。30分、左FK常翔14番が中にいれ、22番決める。1−1。31分、阪南大高・16番に警告。ドリブル突破を倒した。そのFKで常翔はボールをずらして5番が今日シュート、決まって1−2。そのまま前半終了。
前半は手元集計でシュート数3対3、ファウル数は4対3だが、ファウルが少ないのは阪南大高はフェアにプレーしたというよりもプレスが掛かっていない証左であろう。数字にはあまり出ないが常翔ペースといっていいだろう。
後半も流れはあまり変わらない。13分、右パスを受けた常翔22番はシュート、セーブ。決定機。18分、常翔・11番→7番(中川)。阪南大高・16番→2番(大川)19分、阪南大高・18番がシュートを打つが、後半初シュート。阪南大高葉攻め手が少ない。7番→4番をSBに入れる。15番が右CB。身体能力の高い5番をCBからCFに上げて挽回を図る。11番が右のハーフ。35分、クロスを阪南大5番がヘッド、常翔GK無理な体勢からボールをはじいて変な体勢で地面に落下。痛む。すぐに味方から×印がでてGK交代。たいしたケガでなければいいが……。後に救急車で運ばれていった。12番の控えGKは必死に声を出しチームを鼓舞。39分には阪南大高ガペナ左外ギリギリのFKを得るが、14番のキックは壁に阻まれ、チャンスならず。結局1−2でタイムアップ。常翔が勝利した。
試合の流れからすると順当な勝利。インサイドのパス回しは見事だった。後半のシュート数は2対8。圧倒していたと言っていい。阪南大は後半のファウル6、まずまず激しく行ったが、常翔が一枚上手な感じだ。常翔はもう少し上を狙えるチームだ。
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10月26日(日)
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