ID:40506
サッカー観戦日記
by T.K.
[4381531hit]
■世界陸上 アメフト神戸大−関西大
いままでスポーツで世界大会といえばW杯と、他にはちょっと苦しいがF1(世界選手権)しか行ったことがない。サッカーの予定もないし一つの経験だと思って長居で行われる世界陸上へ足を運ぶことにした。陸上競技を観に行くのは駅伝・マラソンを除くと高校のとき西京極に観に行かされて以来のことだ。
世界陸上は直訳すれば、「世界陸上選手権」となるので、「陸上の世界選手権」と表現すれば良さそうなところをあえて「世界陸上」と意訳するところがいい。独自色を出したい意図の表れか。そもそもサッカーにあやかって「W杯」と名づける競技団体が多い中、あえて平凡な「世界選手権」を名乗るところに陸上界の意地を見た気がした。
会場に入る前に金属探知機でチェックがあった。サッカーでは形式的なチェックはあったが徹底していない。この辺も陸上はしっかりしている。もっとも危険人物はサッカーのほうが多いと思うが(笑)。ペットボトルのお茶もコップに入れ換えて中に入る。
会場に入る前に場内FM放送をやっていると聞きラジオを借りる。ラグビーなどではよくやっている。陸上には無知なので役に立つだろう。
プログラム収集家の私はすぐに販売所をチェックする。観戦記を書く目的もあるが、もはや一種の趣味となっており、全中の中身の無い2000円もするプログラムも迷わず買っている。しかし世界陸上のそれは2000円、マッチデープログラムも1000円もしている。陸上という種目そのものには興味が無いので買わないことにした。さらに弁当をみると800円。昼食抜き決定だ!
買ったチケットは一番安い2500円の自由席のものだが、指定席のチェックは無かったし、空いていたので、遠慮なく指定席に入る。この日は朝7時に50キロ競歩がスタート。十種競技の円盤投げをやっている。10時到着。30度くらいの角度に投げる空間があり、そこから外れればファウル。野球と違いライン上に落ちてもファウル。カメラマンが線ギリギリのところにいるが、重い円盤が当たれば大変な事になると思うのだが。40mを少し越えたあたりまで飛ぶ。そうこうしている間に30分が立ち、競歩のトップがマラソンゲートから入ってくる。リズミカルな歩みを続け、完歩(完走にあらず!)。日本人の山崎は8位だが、大幅にペースが落ちているらしい。しかしなんと5位でマラソンゲートをくぐってきた。場内FM放送も戸惑いながら実況を続け、ゴールイン!同時に倒れこみ、担架で運ばれて医務室へ。しかしどうやら様子がおかしい。どうも審判員が誘導を間違い、一周2キロの周回コースで1周早く競技場内に誘導してしまったらしい。失格、または棄権となってしまう山崎。こんなミスが世界大会であるとは。もっとも競技場内では明らかに調子がおかしかったし、正しく誘導されていても8位入賞は無理だっただろう。しばらく競歩と円盤投げが同時進行となる。そして円盤投げでジャマイカのスミスが2投目で50mオーバー。段違いの強さである。他種目あわせてもダントツに見える。しかし十種競技の8種目目なので、実はギリギリらしい。参加者がヨーロッパと北米とジャマイカ、それに開催国・日本だけなのはワールドスポーツの常識にとらわれた人間からすれば奇異に映る。11時30分、競歩のビリのアメリカ人が入ってくる。余力はありそうに見えるのだが。11時50分、円盤投げも終わり、1時間の間が空く。まあ、この辺でいいだろうと思って会場を後にする。
さて予定には入っていなかったが急遽万博に向かうことにした。大学アメフトを観戦するためである。テレビ観戦を含めれば、サッカーの次に好きなスポーツはF1やアメリカズカップである。しかし生観戦スポーツとしては学生時代に見始めたアメフトが最も好きだ。次いでラグビー。要するにフットボール系、サッカーの弟分スポーツである。しかしここ数年サッカー以外のスポーツはなかなか観る機会がなかった。調べると2005年9月4日にサッカーとアメフトをはしご観戦する予定だったが雨でアメフトを止めている。それ以前となると分からないが、3年くらい見ていないのではないか。
[5]続きを読む
09月01日(土)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ
[4]エンピツに戻る