ID:40506
サッカー観戦日記
by T.K.
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■高校選手権2回戦 野洲−真岡 丸岡−初橋
柏の葉に行くのは2回目。前回はつくばエクスプレス+バスで行ったが、今回は常磐線柏駅からバスで向かう。ついてみると野洲人気か1万人以上の観客でスタンドが埋まっていた。

高校選手権 2回戦 
野洲−真岡
12時 柏の葉陸 曇り ピッチ良

野洲           真岡
−−−中武−−山田−−− −−−増渕A−大貫−−−
−−−−−乾−−−−−− −−−−−−−−−−−−
廣瀬−奥田−−荒堀−村田 佐藤−高橋A−吉田−諸隈A
−−田中−芝−−青木A− 井上−中山−−久保A亀井A
−−−−−瀧本−−−−− −−−−−形部−−−−−

前回王者の野洲は昨年から引き続き3−5−2。ゾーンで守る3バック、荒堀がフォアリベロ的に3バックの前を締めつつ両足からのミドルパスでゲームを組み立てる。両サイドはスピード豊か。06年U−21代表で横浜FM入りが内定している乾がドリブルでどんどん仕掛け、寄ってきたところでパスを出す。全体的に小柄な選手が多くテクニカルなチームなのは伝統。

対する真岡は4バックに中盤もフラットでコンパクトな守備を誇る。総体ベスト4の実力校。中山・久保のCBコンビは180cm台の長身で空中戦に強い。2トップは機動力豊か。栃木から大応援団が訪れ声援では野洲を圧倒。

真岡はコンパクトな守備で野洲のパス回しを封じにかかる。ボールに厳しい守備で高い技術を誇る野洲の個人能力を発揮させない。注目の乾も後方に下がってボールを受けるが有効なパスは出せない。一方真岡も下がりすぎてFWとの距離ができ、カウンターにならない。20分、乾が得意のドリブルで次々と真岡ディフェンスを抜いていくが、最後は止められる。しかしこのプレーで野洲に勢いが出てくる。29分にはカウンターから野洲・村田が抜け出しGKと1対1、股間を抜いたシュートは左に外れる。33分には右45度40mFK、乾のボールに荒堀がニアに飛び込むが右ポスト直撃。野洲ペースが続くが、決定機には至らず前半終了。

前半のシュート数は3対1。野洲が押してはいたが、シュート数の少ない展開は真岡の狙い通りかもしれない。

後半も野洲が真岡の守備網をパス回しでかわそうという展開が続く。そして8分、左60度25mFKを獲得。乾のキックはカベを超えてファーに決まり1−0。ここから真岡はガラっと変わり攻撃意識が高くなる。10分、右FKを獲得、ニアに入れるが野洲クリア。15分、右35度30mFK、諸隈のキックは上に外れる。17分には右への展開から中に戻し大貫ミドル、GK瀧本キャッチ。18分、真岡・亀井に警告。29分、真岡が右クロスから高橋がボレー、バー直撃。野洲はボールを持つが決定機は作れない。真岡はシンプルな攻撃から決定機を作っており、野洲はぎりぎりの守備が続く。39分、真岡、左クロスに大外から飛び込んだ諸隈がスライディングボレー、今度は右ポスト直撃。ロスタイムには右60度、30mFKでGKも上げてワンチャンスに賭けるが得点ならずタイムアップ。野洲が何とか逃げ切った。

後半のシュート数は3対5だが、真岡に決定機の多い展開だった。諸隈は運動量豊富で前線にも飛び出せる、来年が楽しみな2年生だ。

試合後のインタビューで野洲・乾が『次の相手「は」強いと思うんで』と答えていた。真岡は強かっただろうと突っ込みを入れたくなる。期待通りなかなかレベルの高い一戦だった。

高校選手権 2回戦 
丸岡−初芝橋本
14時 柏の葉陸 曇り ピッチ良

丸岡           初橋
−−−笹野−−棗−−−− 赤木−−−水元A−−西口
−−−−−斉藤−−−−− −−−谷川−−東−−−−
−徳丸−−本谷−−夏井@ −−−−−岡田−−−−−
古木A梅井A−岡田−小川 高垣−岡根−小西−太田浩
−−−−−嶋崎−−−−− −−−−−太田弦−−−−

太田弦は太田弦貴、太田浩は太田浩輔。

両者は今夏の総体2回戦で当たり、1−0で初橋が勝っている。


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01月02日(火)
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