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サッカー観戦日記
by T.K.
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■女子インカレ 第3日
今日から冬休み、ということでいきなりサッカーを観に行く。3年ぶりに女子インカレに足を運ぶことにする。この3年間でインカレの状況も変わった。かつては日体大や大体大に代表されるフィジカルを前面に押し出したサッカーが主流だったが、3年前に初出場した神奈川大が技術・戦術・スピード・パワーとバランスの取れたレベルの高いサッカーを披露し、同じ大会でベスト4に勝ち上がった早稲田大が毎年有力選手を数人ずつ集めてパスをつなぐサッカーで頭角を現し昨年のこの大会を制した。大学女子サッカーも質的変化しつつあるという期待に胸を膨らませつつメイン会場の神戸ユニバーへ足を運ぶ。

プログラムは入手できなかった。この大会はあらかじめ兵庫県サッカー協会に連絡を取ってプログラムを確保してもらう必要があるのだが、直前まで予定が立たなかったためにその作業を怠ったのだ。まあいい、来月の国立の決勝で入手できるだろう。

会場ではすでに大体大−福岡大の試合が始まっていた。大体大の猛攻が続くが福岡大も良く耐えている。福岡大は男子こそ全国的な強豪だが、女子は例年サッカー未経験者がおり、全国の高校トップクラスである鹿児島2強には歯が立たないのが現状だ。地元高校とレベル的に大差無かろう。この大会でもこれといった実績はない。今大会は山形大2−0、武蔵丘短大0−6。

一方好選手を集めてフィジカル面を鍛え上げた大体大はこの大会で2度の優勝を誇り、しかも近年はグラウンダーの強いパスも交え、自陣に引いた相手もある程度崩せるようになっている。レベル的には全国トップクラスである高校の兵庫2強と同等以上だ。今大会は山形大12−0、最大のライバル・武蔵丘短大2−0と連勝している。試合前から勝敗は想像できる。

15分頃、大体大右CKから直接ゴール、さらに1点追加し猛攻を続けて前半終了。ユニバーメイン競技場に移動する。ちなみに最終スコアは4−0。

全日本大学女子選手権 
吉備国際大−日本体育大
11時 神戸ユニバー 晴れ ピッチ並

吉備国際大        日体大
−−−−−谷下−−−−− −−−相澤−−川澄−−−
−−−−−伊井−−−−− −−−−−−−−−−−−
坂本−渡部−−高橋−中島 船川−秋葉−−有吉−中村
池田−三根−−西田−山口 高橋−菅山−−藤本−池田
−−−−−有馬−−−−− −−−−−大友−−−−−

吉備国際大(適切な略称がない)は今大会、中京女子大6−0、武庫川女子大1−0と連勝、この試合に勝てばベスト4進出となる。サッカー経験者が多く、中国地方では湯郷に次ぐ実力チームとなっている。湯郷からも近く、普段から練習試合をしていると思われる。格上チーム相手のサッカーもできるだろう。

一方日体大は圧倒的な優勝回数を誇る強豪である。今大会中京女子大8−0、武庫川女子大2−0という結果を残し、この試合引き分けでもベスト4が決まる。普段から厳しいゲームにもまれ、経験的にも今大会随一の存在だろう。

吉備国際大は4バックを高めに保ちプレスをかけるサッカーでカウンターを狙う。守備時には4−2−3−1、攻撃時は2トップになることが多い。キックオフすぐに日体大シュートがバー直撃、こぼれに詰めるがGKセーブ。決定機。7分、カウンターから川澄がウラをとり1対1を決めて日体大先制。前半は6分4分で日体大ペースだが、多少力の差があっても、身体的にも鍛えられていて守備のいい相手をなかなか崩せないのが、フィジカル重視のサッカーというものである。吉備国際大のラインコントロールはおおざっぱで、ある中盤で程度パスを繋げれば簡単にウラを取れそうだが、そう上手くいかない。27分には日体大の左クロスがポスト直撃、こぼれ球をシュートもGKキャッチ。30分過ぎには日体大が右クロスのこぼれをシュート、これもバー。日体大の猛攻も実らないまま前半は0対1で終了。その場を後にし、補助競技場へ移る。ちなみに最終スコアは0対2だった。

全日本大学女子選手権 
山形大−武蔵丘短大
12時 神戸ユニバー補 晴れ ピッチ並

山形大          武蔵丘短大
−−−田中−−坂本−−− −−−奥田−−長谷川−−

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12月28日(木)
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