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サッカー観戦日記
by T.K.
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■Jユースカップ決勝 広島−東京
メインスタンド前にはスポンサーのイベントがあり、子供たちが遊んでいた。後半に発表された観客数はなんと2660人。この大会も知名度があがったものだ。もしかしたら万博で行われた第1回大会に次ぐ観客数ではないだろうか?

Jユースカップ 決勝
サンフレッチェ広島−FC東京
13時 神戸ユニバー 晴れ ピッチ並

広島           東京
−−−中野A−平繁−−− −−−−−森村−−−−−
−−−−−−−−−−−− 山村@−−岩淵@−−山浦@
藤澤−岡本@保手濱−横竹A−−−中野−−井澤A−−
遊佐−篠原A−佐藤A野田 恩田−桜井−−吉本−椋原
−−−−−兼田A−−−− −−−−−権田−−−−−

中盤からフォアチェックを仕掛け1トップ森村に当てて展開を図る東京と、ラインを下げてしっかり守り、早めに前線に当ててカウンターを狙う広島。東京がボールを持つシーンが増えるかと予想したが、広島ペースでゲームが進む。高さ・強さには不安の残る篠原・佐藤のCB陣だが、東京の1トップ森村が強さ・高さを前面に押し出す剛のタイプではなく、ウラを狙いつつ良く動いてボールを受ける柔のタイプだったことで、相性が良かったのかもしれない。森村を徹底マークで封じ、中盤でボールを良く回し2トップにどんどんボールが入る。しかしシュートまではいかず、20分を過ぎる頃には東京がサイド攻撃からペースを掴む。広島は組み立て時にDFのミスが多く、東京のフォアチェックが機能し始める。43分には野田にトリッピングで警告。
前半はシュート数4対7。やや東京ペースか。

後半1分、東京が正面30mFKを獲得する。狙うは山浦。しかし右から巻いたボールは外のサイドネットへ。11分、東京・井澤→城間。岩淵→大竹A。準決勝でもあったが、中盤の運動量をキープする狙いだろう。吉本に警告。中野に対するファウル。16分には
右クロスを中野がフリーで狙うが外れてしまう。18分には森村がポストに入ってから鋭い反転シュート、バー直撃。押される広島だが、これといった打開策はなくただ耐えるのみ。ほとんどシュートがない。32分、東京・山村@→岡田。33分、広島の攻撃を凌いだ東京のカウンターから森村が強シュート、今度は右ポスト直撃。しかし決まらない。36分、広島のシュートがDFに当たり浮いたボールに保手濱が飛びつき東京GK権田と競り合う。そして権田は倒れ、立ち上がった保手濱がこぼれ球を無人のゴールに流し込み、広島先制。東京の抗議も実らない。場内に流されたビデオを見ても特にファウルには見えなかった。東京はハーフラインに6人並びキックオフに備える。そして猛攻を開始するが、広島も横竹が最終ラインに入り防戦する。そして42分、広島カウンターから平繁がドリブルで突っかけ左を駆け上がる中野へ。角度のない左サイド近距離から丁寧にゴールに流し込み2−0。ロスタイムには東京の誰かが警告2枚で退場。山浦@→宮阪。このままタイムアップし、広島が優勝を飾った。

後半のシュート数は3対7。完全に東京ペースのゲームだったが、広島守備陣が良く耐え、わずかなチャンスをものにした。それにしてもレベルの高い決勝だった。


12月24日(日)
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