ID:40506
サッカー観戦日記
by T.K.
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■関西学生リーグ最終節 阪南大−京産大 桃山大−大院大
関西学生リーグも最終節である。優勝は関大に決まったが、残留やインカレ出場権争いはこの節にかかっている。まず下の表を見てほしい。

7位  京産大 勝ち点8 得失点差−2
8位  阪南大 勝ち点6 得失点差−2
9位  関学大 勝ち点5 得失点差−5 
10位 同大  勝ち点3 得失点差−11

8位以下が入れ替え戦出場、10位が自動降格である。最終節第1日は京産大と阪南大の直接対決、同大は立命大とのライバル対決である。同大は勝たない限り入れ替え戦出場はなく自動降格となる。そして京産大は引き分けで残留。阪南大は勝てば残留である。

阪南大はここ10年ほどの間、関西の常勝チーム、とまでは行かなくても上位常連チームだった。昨年まで総理大臣杯に6年連続出ているし、インカレ常連でもある。ところが今期は6分け2敗といまだ勝ち星がない。引き分けが多いのが阪南大らしいが、こんなことは前代未聞である。もともと関関同立当たりと比べて社会的評価の高い大学とは言えない。選手集めや強化にありとあらゆる創意工夫を重ねても、ライバルたちも同じ策をとってくる。ここ数年、追撃に耐えかねている上に今期は不運とけが人による低迷。ついに残留が危ないところまで来てしまった。

春にはプロへ行く選手が出ないのではないか、という不吉な予想もしたが松岡が神戸入を決めた。しかしユニバー代表・伊藤和也のケガなどベストが組めない状況である。対する京産大もエース桜井が出場停止である。

試合にはうっかりというか25分も遅刻。すでに京産大が1点リードしている。

関西学生リーグ 最終節
阪南大−京産大
11時40分 西京極陸 曇り ピッチ良

阪南大          京産大
−−−釜田−−吉田−−− −−−木付−−太田−−−
−−−−−−−−−−−− −−−−−馬場−−−−−
山下−中島−−松岡−木原 −−日下−櫛田−笠原−−
李晟賢松岡吉−寄井−森山 桑野−山領−−古里−山田
−−−−−李彰剛−−−− −−−−−吉本−−−−−

阪南大
GK 李彰剛(4年・愛知朝鮮)DF 森山正一(2年・G大阪Y)寄井憲(4年・広島Y)松岡吉紹(4年・久御山)李晟賢(4年・滝二)MF 木原正和(1年・広島Y)松岡亮輔(4年・C大阪Y)中島徹(3年・広島皆実)山下優一郎(4年・日章学園)FW 吉田将之(3年・北陸)釜田圭吾(4年・境)

京産大
GK 吉本哲郎(4年・金光大阪)DF 山田嵩洋(4年・V神戸Y)古里純一(4年・初橋)山領真都(4年・京都Y)桑野裕二(4年・京都Y)MF 日下亮(3年・C大阪Y)櫛田一斗(2年・桂)笠原裕二(1年・笠岡工)馬場悠企(2年・草津東)FW 太田章雄(3年・奈良育英)木付雄大(1年・築陽学園)

電光掲示板を見ると京産大は17番の選手がいるが、どうみても背番号7が正しい。
五分の展開。35分、阪南大右クロスがペナ左コーナー付近の山下へ、左45度強シュートを右隅に突き刺して1−1の同点。山下の左足の精度は素晴らしい。しかしロスタイムに山下→柏木。ケガではなさそうだが。

ハーフタイムに交代なし。2分、阪南大、右FK。GK吉本が飛び出すが触れず。こぼれをボレー、DFに当たり山なりになってゴールへ飛ぶがライン上クリア。決定機。8分、阪南大、正面25mFK獲得。しかしルーキー木原のキックは右に外れる。18分にも同じような位置からFK。しかし木原のキックは右隅に飛ぶがGK吉本好セーブ。20分、京産大・太田→金本(1年・野洲)FWを下げて展開力のあるボランチを入れるということは、守備的な意図か。一方阪南大も釜田→久野。CBの選手だがFWに入り、阪南大はそこめがけてハイボールを蹴りこんでくる。30分、阪南大は左CKのこぼれだまを次々に拾いクロス、ペナ内で誰か倒されPK獲得。これを吉田が決めて2−1と逆転。京産大は反撃に出たいはずだが、なかなか前に出ることが出来ない。34分、日下・馬場→東岡(1年・松山工)・稲本(2年・洛南)。40分、阪南大の右CKで木原→吉田へニアでヘッド、上に外れる。残り時間を巧みにボールキープして阪南大が逃げ切った。なんとか残留確定。


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11月25日(土)
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